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働く剣士というと、用心棒みたいな音感だ

ブロ友さんが、息子さんのアルバイトの話を書かれていたので、思い出した。


武士は食わねど……でもないと思うのだが、剣士な娘はあまりお金を使わない。

化粧品は良いものを使え、と、うるさく言っておいたので、それなりのものを使っているようだが、
服や靴、アクセサリー類にもこれといった趣味はなく(でも、宝石屋の祖父に貰ったものは仕舞い込んでいる)
そうは言いつつ、時間をかけて気に入るものを(安い中から)選ぶので、結果的に出費が少ない。

彼女は大学(横浜)の近くで一人暮らしをしているのだが、
私は生活費は1年分まとめて渡し、その中でやりくりしなさいね、と、伝えている。
1年次と2年次は覚えていてちゃんと渡したのだが、今年の4月、すっかり忘れ、
8月の初めになって、 「あ、今年の生活費振り込んでない」と、気づいた。

かの地は東京よりもかなり物価が安いらしく、娘は 「お金かからないんだよ~」という。
「去年の生活費が半分くらい残ってるから、別にまだいいかも」、と。

先週、出張の際、しばらく部屋に泊めてもらって、なぜ、ぜんぜん出費が増えないのかがわかった。

彼女のバイト先その1は、下宿から徒歩で数分の【スーパー銭湯】みたいなところだ。
レストランの係(カウンターで注文を受けて作って(暖めて?)呼び出す)だったようだが
受付をやったり、ほかの仕事もするようだ。
大学の研究室のアシスタント、あるいはイラスト描きや家庭教師のアルバイトの経験しかない私は、
(つまり他人の中で働いたことがなかった私は) その手の仕事はきついんじゃないかと心配したが、
常に10人くらい働いている人がいるし、大手のチェーンの一店舗だし、とても安定した職場だという。

バイト先から 
「家族割引があるからぜひうちに来てもらえ、って店長が呼んでる。12時過ぎまでやってるし」
と出張先の大学に電話をかけて来たくらいだから、居心地も悪くないんだろう。

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お隣はシェフだそうだ。挨拶をしに出てきてくれた。

おまけに、そこは賄いの食事ができて、仕事のあとに広~い風呂にも入れる。
(税制上いけないのではないかと思うのだが)、余った料理をバイト学生たちに分けてくれるというおまけつきだ。

特に家が近い彼女は、 「食器ごと持ってきたから、あとで返さなきゃ」、などと言っている。


もう一箇所のバイト先も、大きな駅ビルの中の【無印良品】で、系列のカフェの手伝いをしたり、レジをしたり。
カフェで余ったものも、試食と称して学生たちはもらってくる(コメント/評価はするらしい)。
親が作ったものを食べるのは何の躊躇もしなかったのに、
値段をつけて自分たちが売っていたもの、30分前まで500円だったオーガニックでお洒落なパンを
売れ残ったから、と、無料で貰ってくることに感謝するようになっている。

そうそう、同じ年代の学生が多いと言うのも、バイト先として選んでいる理由らしい。

 「この辺、ただでさえ物価安いのに……だから、食費、ぜんぜんかかんないんだよね~」

バイトは扶養の範囲を超えないように、適度に休みをコントロールしたり(夏休みの高崎住みはそのため)、
アメリカ旅行を計画したり、と、それなりに使うほうも考えているようだが、
それに、これだけ時間があるのは、文系大学生ならではだと思うが、
基本的に、(私よりも)手堅い子なんだな、と、思う。


中学から続けている運動部のおかげなのか……
そういえば剣道の道場も、小さい子の指導をする代わりに自分は無料で稽古をつけてもらっているのだから、
半ばアルバイトみたいな感じかな。

「働くの、好きかも」、と言っているし、インターンシップもたくさん入れているようだし、
今後、就職先も彼女がずっとやりたいと思う仕事を、見つけられると良いのだが。