オトナの会話

義理の母と仲がいい。
実母よりもはるかに、なんでも相談するし、助けてもらうし、助けたい、と思う。

でも、義理の母と仲がいいということが知れると、同世代の女性には

　　　　 「ちゃんと本音を言いなさいよ」
　　　　　　　　 「どこの家も同じなのはわかってるから」

　　　　　　　　　　　　あげく、　　 「あまりいい子ぶってると嫌われるわよ」

と、不機嫌になられることが少なくない。
だから結果的に、夫や家族の話をしなくなり、

　　　　　「ええええ？　さんて結婚してたの？　話を聞いたことない、仲悪い？　別居？　etc」　ということになる。

　　　　　　　　　　　　　　　　。oＯ *1　　

一方、ブログでは家族話題も義理母話題も躊躇なくしているが、
たまぁに、変な言いがかりをつけられることがあるだけで、大体はＯＫである。

　　　　　「うちも義母と仲いいよ」、という話をする方も、少なからずいる。

　　　。oＯ *2　　　　　

職場で、警戒心や気合を入れずに会話できるのは、同期で同じ研修を受け(←これは約1000人)、
その中で同じ研究所に配属された人たち (←10人弱、そのうち新卒は半数) なのだが、
私に家族がいることを知っている彼らとの会話の中で、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（確か親孝行のために旅行に連れて行く話で、 「そこ、義理母と一緒に行ったよ」的な）

　　　　　　「いいよなあさん、お姑さんと仲良くて。うちの嫁なんてさあ」
　　　　　　　　「うちの奥さんも、母と仲悪くて」　　　　　　。oＯ *3　　　　
　　　　　　「うん、義母は社交的だからね。さんたちのお母さん(←姑側)はどう？」



付き合いが長いから、彼らもそれを聞いて、自分の思い込み（？）にはっとするのだが、
それと同時に、同期だからこそ、オトナの会話を装いつつ、ヒトコト言い返さないと気がすまないらしい。


　　　　　　「しかし、考えてみたら、嫁と母親に共闘されたら、俺、生きていけねぇかも」

　　　　　　　　　　　「確かに。さん（←彼らは私の夫とも知り合い）、がんばってるよなあ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　。oＯ *4　　夫、ごめん。　



食べログや、ホテルのレビューなどでは、トラブルがあった人が書き込むことが多く、
結果的にノイジィ・マイノリティ（サイレントマジョリティの逆）のレビューがたまってしまう事があると聞く。
だから、食べログのレビュー操作などにもつながるのだが、
嫁姑話題にしても、トラブルばかりが会話に出てきて、
そういう人たちがいる席で、「トラブルがない、仲がいい」とは言いにくい状況にあるんじゃないかな。


もっとも……私も義理母と話す半分くらいは、
実母に本音を言えるといいんだけどね。

会話で引き起こされるトラブルが嫌だし、めんどくさい。
「別に言わないでもいいかな」、と、実母はついついオトナの会話でスルーしちゃうんだ。

*1:余計なお世話じゃ、あんたと家族話題成立しねぇんだからしょうがないだろ

*2:そーなんだよ、言いにくいだけで、意外とサイレントマジョリティじゃね？

*3:だから、そっちじゃねえ！

*4:そっちかい