ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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合格おめでとう

共同研究をしている大学(千葉)の学生さん(4年生)が、
大学院から(別の研究機関の中にある) 私の研究室に外研に行きたいと、希望していた。
それ自体は問題はない。

でも、は私が、研究機関と同時に、筑波大学にも研究室を持っていると思い込んでいた。

   それはちがう。

私が研究室を持っている大学は横浜にあって、ほかにも兵庫と、ドイツにバーチャルな研究室がある。
が(一番近いところで)横浜の大学に進学したとしても、
が今いる千葉よりも、もっと研究所(つくば)から離れることになる。
大学での講義と、つくばでの実験研究を行ったり来たりすることは出来なくなってしまう。

だから、横浜の大学の学部生は、大学院に入ってからつくばの研究所で修士研究をする場合、
学部のうちに大学院で行われる講義を先行して受講し、単位をとってしまったり、
大学院の1年の前半でさっさとまとめて受講してから、後期以降は修士研究のためにつくばに下宿する。
横浜で行われている講義を、つくばにいながらTV会議室で受講するシステムも、作ってはあるし。

でも、が現在いる大学とは共同研究をしているだけで、
学生の交換のシステムだとか受講システムだとか作ってない―――よ?


     「! 俺、どうしたらいいですか


というわけで、彼には筑波大学の大学院を受験してもらって、筑波大で講義を受けて、
そこからうちの研究所にきてもらうことになった。

研究がバッティングせず、かつ(場合によっては)指導も出来る教授を探して、
にはそちらの研究室にも挨拶させて――― 

              というのがヨルダン王女が来ていた会議の頃の話。



とにかく、大学院の院試に受からなきゃならないからって、は猛勉強してたなあ。
バイトの時間も編み出さなきゃならない子だったらしくて、本当に大変そうだった。




で。晴れて合格。
お祝いの会食をしました。 つくばの【創懐彩匠なかやま】。

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ランチタイムだったけど、これで1800円は安いです。
ほかの方(アシスタントの赤ペン先生)の壮行会なども一緒に行ったから、
結構な人数で、楽しかったです♪

イメージ 2


さて。
理学部の大学院は、あまりアルバイトをする時間がありません。
実験の都合で、夜中まで研究室にいなきゃならなかったりするから、時間調整がままなりません。

なので、奨学金を取りに走ります。
たとえば、学振の博士学生の奨学金であれば、月額200,000 円の研究奨励金と、
年額1,500,000の研究費がもらえます。
修士学生だと博士ほど給付型は多くありませんが、マスター21などが有名です。

先日、給付型の奨学金獲得取得のコツは、早めに勝負をかけることだと伝えました。
学部のうちに国際会議で発表する学生は少ないですし、
まして英文論文を書いている人はほとんどいないでしょう。
来年やるべきことを、少し早く行うことで、同学年のライバルたちに差をつけられるんだよ……みたいな。


       「1月の学会(米国)にエントリーします。内容はXXさん(←助教)にチェックして貰ってます」
                        。oO *1

       「プロシーディングスも書きます」     。oO *2   


……学生は素直です。
特に彼は、いわれたとおりに “積極的に” 動くようです。

4年生で、国際会議で、口頭発表…… うはははは


助教さん(この人も今年からうちの研究室に来た)もあわててますが、
本人がその気なのなら、付き合ってやらなくてはなりません。 

  **4年生の終わりに学会で口頭発表する人はたまにいます。論文書く人も、まあ、いるかも。
  **でも、4年生のうちに国際会議で海外に行って、という人は日独含めて初めてじゃないかな。


                                     ――― が、がんばってね。



*1: まぢ? 大丈夫かい?

*2: だから、まぢ