高崎量研に行って来たぞ★
チェレンコフ光 ぉ ぉ ぉ チェレンコフ放射（チェレンコフほうしゃ、Čerenkov radiation、Cherenkov radiation）とは、
荷電粒子が物質中を運動する時、荷電粒子の速度がその物質中の光速度よりも速い場合に、光が出る現象。
チェレンコフ効果ともいう。このとき出る光をチェレンコフ光、または、チェレンコフ放射光と言う。 (wiki)
実に、実に、実に美しい光である。
そういうわけで、昨日は高崎量子応用研究所というところに行ってきた。
元科技庁仲間である放射線医療研究所の仲間で、
放射線、イオンビーム、電子ビームを使った構造解析や植物の品種改良を行っているのだが―――
イオンビームを当てて改良した菊の花が、その内発売されるんだそうだ。
なお、最終的にはゲノムデザインほかの遺伝子操作でこれらの植物を開発していくようになるのだろうが、
現段階では、種類や発現のエラーが多すぎ(←遺伝子が複合的に絡んでいるから？)、
結果的に、イオン照射で変わった花をピックアップして、それを掛け合わせる、ということをしているらしい。
理論と経験則の組み合わせなんだな。費用や時間の問題もあるだろうし。
なお、コバルト60ガンマ線照射施設は、以前は写真撮り放題だったのだが、
放射性物質の持ち出し経路がわかるという理由で、ここだけは写真撮影が不可になったんだそうだ。 さて、ガンマ線は強度が10分の一になるのに、水の中だと70cmくらい必要なので（鉛板なら数センチ）、
建物の地下（というよりも足元のすぐ下）に、水をためてプールにして、
その底、6メートルのところにコバルト60をつめた金属棒を沈めて保管している。
プールを底を覗ける場所があって、そこでチェレンコフ光を肉眼で見ることができる。
で、冒頭の叫びになるわけだ。
だって、きれいなんだよ、インパクトすごいんだよ、インスタ栄えすること間違いなしなんだよ……
みんなあっという間に科学少年に戻ってた。
それにしても水ってすごいよね、
可視光である青い光は数メートルの先まで見えてて、でも、ガンマ線を遮蔽してくれる。
なお、空気では遮蔽されないので、水から引き上げて照射実験をする部屋は、こんな感じのドアね。
水色の塊が、ドアです……ぜんぜんドアに見えないだろうけど。
もっと言うと、実験用に水から引き上げ（←もちろん部屋の外部から遠隔操作）たコバルト60からの放射線を
直視することになる照射室の内壁は、被爆して、塗料がぼろぼろになっている。
「壁は放射化してないんですか？ これ、部屋から放射で被爆したりしないんですかね？」
「え～と、たとえば、癌の放射線治療をしてきた患者さんが、放射化して放射能出してるかと言ったらそんなはずないので……」
ごめんなさい、専門外だとそんなもんです。
ちなみに、日本人は自然放射線を毎年2mSv（ミリシーベルト）くらい浴びているのだが、
日本人の被爆は、自然放射線ではなく、一番多いのは医療放射線だそうだ。
歯のレントゲン一回で、およそ自然放射線１年分の被爆、CTスキャンだったら３年分だそうだ。
なお、４Svを一気に浴びると、大体の人間は死んでしまう―――
ビームラインもいろいろ見せてもらったが……さすがに古いねえ。メンテナンスが大変そうだ。
この辺の装置類はSPring８もKEKも同じ感じだね。←巨大リングを伴う放射光施設。
ただ、ここのユルさは、SPring８やKEKの非ではないと思う。
さて、講演会と見学の後、高崎駅の近くのステーキバル･カウボーイで懇親会を行った。
去年の夏には娘がひと夏住んでいたはずの街だが（しかも価格的には大学生OKだと思うが）
雰囲気のよい店で、食べ物もなかなか良かったので、備忘録。
壁が洞窟のような仕上げになっていて、食器から内装から、雰囲気満点だ。
スターターのハムのディップもおいしかったが、さすがにステーキが美味。
マスタードも２種類あるし、よく見たら、ソースで文字（店の名前）が描いてある。
スターターのハムのディップもおいしかったが、さすがにステーキが美味。
マスタードも２種類あるし、よく見たら、ソースで文字（店の名前）が描いてある。
「お、チョコレートで何か書いてある」
「え……*1」 「美味い～ 甘くないし肉につけると美味い」 「ですねっ *2」 ←教えてやれよ、自分。なかなか楽しいひと時だったが、あまり何杯もワインをおかわりするので、
飲み放題だったにもかかわらず、
店の人にボトルをぼん、と持ってこられてしまいました。
なお、今日（土曜日）も仕事で、その後の打ち上げというか、懇親会がありました。
本日は東京は神谷町のおいどん。
こちらも安くて味のよいお店でしたが、やっぱり飲み放題をつけていて、次々注文するものだから、
ピッチャーで出てきました……
左の写真は、焼酎を全種類、と、大胆な注文をしたときの状態。
ロックと水割りと、あっという間になくなりました。
なにやら昨日のデ・ジャ・ブが。 う～ん……飲み会ばかりだなあ。
