さくらんぼ&ゴールデンウィークの始まり
ブロ友のkiribonさんがさくらんぼ狩りをなさっていて、
そりゃあ真っ赤で美味しそうなさくらんぼ写真が載っていて、
うらやましいなあ、と、自分の研究所のさくらの木を見た。
当然、食用のさくらんぼの木ではないが、実は色づいている。
以前、ロシア人の学生がいたとき、このさくらんぼを毟っては食べていた。
彼に言わせると、さくらんぼは全部食べられる。 植物は毒がなければ食べられるんだそうだ。
モスクワの少し北で育った彼には、
野菜といえばたまねぎと缶入りのグリンピースだったそうで、
チェコ(←ここの大学生だった)や、ドイツ(何度か連れて行った)、日本(←1年半留学できてた)
いずれも、野菜がふんだんにあって、
しかもその辺に生えてるものまで食べられる、と、快適だったようだ。
この木に関しては下の枝は完食、飛びついたり登ったりして、ほぼ食いきっていた。
登りにくい木に、はしごをかけようとしていたのは、やめさせた。
当時勧められて、私も少し食べたが、ものすごく渋かった。
まあ、でも、甘くないこともない。
昨日もひとつつまんでみた。
今日まで仕事を残してしまった理由のひとつでもあるのだが、
昨日は大型装置の搬入だった。
閉鎖になる研究室から、エアサス付のトラックで、精密機器を運び込んだので、
神経は使うし時間もかかるし……
大学側の搬出に付き合ってから、つくばに飛んできてくれたポスドクさん、お疲れ様。
作業のおじさんたちは、結構な年齢だったり、中年らしく小太りだったりしたのだが、
腰より少し高いくらいのトラックの荷台に、
荷物を持ったまま上り下りするのは、さすがというかなんというか。
階段を上がるように、ウエストより高く足を上げて、力をかける様子もなく、ひょい、と上がる。
股関節、どーなってるんだ??? すげ~
装置の搬入搬出はよくやっているのだが、たいていはクレーンを使っているので、
こんな人海戦術的な作業は見たことがなかった。
なお、クレーンが借りられなかったのは、この時期荷物の搬送が混み合っていたため――
実はさっきの桜の木があるせいで、
大型装置の搬入経路が限定されてしまうので、枝を切るか、という話もあったのだが、
運送会社のおじさんたちが、回り込んで運べますよ、といってくれたので、桜の木は難を逃れた。
ほとんどの留学生(時々日本人も)は、目の高さのあるさくらんぼに手を伸ばすので、
この枝を残せたのは、なんとなくうれしい。
今日はゴールデンウィークの始まり―――のはずだ。
これもまた、仕事を残した理由だが、
特許の外国出願の締切(特許事務所への提出締め切り)が昨日だったので、
お願いし倒して、今朝まで待ってもらった。
さっき提出して、今に至る。
みんな明日からは、ちゃんと休んでくれるかなあ。