ネコ大爆発

タイトルだけ見ると、愛猫家の人たちに殴られそうだな。

リアル猫が事故る話ではありません。
猫を被るという表現がありますが、被っていた猫ごとぶち切れるのを見てしまった、という……

主に女性研究者のネットワーク的なメーリングリストがあり、
ほとんど発言しないものの　（というか、発言したことあったかな、私）
性別限定の求人情報などもあるので、メールが送られてくれば眺めておりました。
そちらが先日、セクハラ・パワハラ問題の話題になってまして。　
その中にも、

■自分自身が客観的に認識しないまま，自分は中立だと思って議論をしている■

なんていう、奥の深～一言があったりして、
ついでに先入観（無意識、アンコンシャスバイアス）をチェックするサイトが紹介されていたりして、
面白いものもたくさんあるのです。
*以前も紹介た、ハーバード大のやつをリンクします。　https://implicit.harvard.edu/implicit/takeatest.html


その中で、某自民党の某長尾議員の、

■「セクハラから縁遠い人たち」■

という発言を叩いて燃え上がってた人がいる―――　までは、まあいいでしょう。
でも、メール中にある人が書いた 「綺麗な人」 という表現に引っかかって、それを叱りはじめる人、
「美醜」や「老い」が女性を分断しがちで、それが協調関係を乱しているのではないか――という意見、
その一方で、“以前自分だけセクハラされたら若い女性たちに嫉妬された”　というセクハラ自慢、
いや私なんてもっと大変だった、という不幸自慢 　(まあ、それらは10年以上前の案件が多い) も出てました。

そのメーリングリストは社会的地位も高い年配の女性教授が中心で運営されてるんですが、
中心の彼女らが個人感情に左右されることなく、真に有益な情報のみを配信してくれている一方、
その他の方たちは普段は猫をかぶっているのか、大人しく優等生意見を述べることが多いです。

でも、時々、かぶっていた猫がほつれるというか、独善的で場違いな発言する人が出てきます。
そして、もっと稀に、怒りに震えて猫皮ごと爆発する人がいたりなんかして、
学歴高いのに、どうしてこんなにヒステリックになるんだろう？　と、
男性高学歴者（←官僚たち）の自制心コントロールと比較して、つい、思ってしまうのです。

いや、実例を書き込むのは今は止めますけども――　　というか、つい書きそうになって、消しましたけども。


怒りの沸点やその発信法には、性差があるのかなあ、と思います。

もちろん、男でも、すぐキレるダメ官僚もたくさんいるし、
しかるべきポジションにいるのは、男女ともに冷静な人が多いです。
彼らは相手を見て暴言吐いてるし、目的意識を持って場を誘導しようとします――　いい悪いは別ですが。
　　　　　　　　　　　　　（そして、船頭が多くて時々混乱してるのを見るのは楽しいです←邪悪な乗客）


―――なんて思う私も、どこかに先入観を紛れ込ませているんでしょうけどね。

先入観か統計的な事実か見極めたいんだけど、
どうやって統計を取ればいいのかなあ。

AI に調べさせるなら、どうすればいいのか、とか何とか悩みつつ。