暑い日の着物

絞り染めをする友人が、日傘を作ってくれた。

昔、研究所で同僚だった人で、学芸員ほか各種の資格を持ち、美術館に勤めていたこともある。

今は遠方に住んでいるが、お互いの出張時に食事をしたり、おしゃべりをしたりする間柄である。

出張で東京に来ているという。水曜日は休暇にした、という。

……私も振り替え休日がいっぱい残ってるし、仕事休んじゃおうか。

ということで、やっぱり休暇をとっていた同僚と３人で会うことにした。

さて、　「作ったのはいいけど、和服じゃないと似合わないかも」　とのこと。

それなら、和服を着て遊びに行こう♪　

幸い、週末パーティの着物セットが出っぱなしになってるし。

5月で日傘となれば、大島紬だろうか。

と、一番初めに引っ張り出した大島紬が左端。　染め大島で軽いので、帯も染め帯で軽く。　

帯締めの色を合わせるか、さわやかさを優先するか悩む。

この大島は薄手とはいえ袷なので、対抗馬として単の小紋も出した。

黒系の塩瀬を締めればキマるが、黒は暑苦しい気もする。(着ると違うのかもしれないが)

暑いのなら博多帯にしようか。　これは博多織ではないのかな、茶会では使ってなかったが、〆めやすい帯だ。

紬にも合う♪　紬に博多帯では着物のテキストに出てきそうだ。

日傘の色合いを考え、この着物にすることにした。　（色合わせなので、後ろは結んでない　＆亀餌が）

案の定、とても暑い日だったので、単で正解だったかも。

北千住で待ち合わせ、ランチとお茶とお喋りに従事（？）する。

左がグリーン･グリルという有機野菜のお店の筍パスタ。

パンケーキはザ・ステーション・グリルという、電車の内装を真似たお店のもの。

専門分野や研究姿勢の違う研究者二人と文系（美術系？）の女三人だけど、

同性の友達がいるのは良い事だ　（←学部や職場は超男性社会なので）。

食べる相手が楽しいと、食事はおいしい。　

なお右のパンケーキは3人でひとつをシェアした。

許可もらってないから、友人と一緒の写真は小さく控えめに。

　　　　（荷物を持ってあげればよかった＆日傘の持ち方が、白波男みたいだ）

日傘、とてもきれいで気に入りました。大事に使わせてもらいます。

また、関西出張の際には、遊んでください。

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小物メモ。

以前出先で、履きつぶすつもりで購入したウレタン草履は、かなりチープな3000円くらい。

出張時の昇仙峡で購入した和染めのバッグ（茶巾にもなる)はお気に入り。

もう少し色実（色の種類）を押さえたいので、今後の課題ですな。