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いわゆる普通の大使館(写真を入れてみた)

息子が夏休みに短期留学するので、昨日は必要な書類の手続きに某国大使館に行ってきた。
子供だけの渡航は、どこでトラブルがあるか分からないので、
親の同意書と、親子関係の証明、同行者(大人)の確認などの書類が必要なんだそうだ。
サマースクール等を隠れ蓑にした人身売買や誘拐も(可能性としては)あるからだろう。
ちなみに公用語はほぼ英語だけど、田舎は現地語を話す人の多い、という某国だ。
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                              某国ではない、オーストラリア大使館のごはん。

何十年かぶりに行った “いわゆる普通の大使館窓口” は、
やたらに時間がかかるのと、問い合わせなくては次に何をするのかが不明なのと、
とにかく、とにかく、待合室が暑かった。
しかも狭くて湿気が高いので、不快指数20%増し
現地の人達の大声の話し声と、窓口に交渉する叫び声で、不快指数さらに50%増し
もう、不快が壁に結露してそうだった。

窓口は現地語なまりの英語を話すおじさん係員で、言葉遣いは荒っぽいが、
それなりに親切だったと思う。

    「書類はいつ出来上がりますか? (種類に書き込まれた走り書きを見て) この日かな」  
         「うん、でも、受け取り時間が毎日1時間だけだから、気をつけてね」
    「なんですと!? (この走り書きじゃ読めんよ) じゃあ、郵送してもらえますか?」
         「あ~~返信先の書かれた、レターパック日本郵政)でしか受け付けないんだけど」
    「この辺で、どこかでレターパック買えるかな」  
         「道渡ったところの、コンビニに売ってる」
    「XXXXX(←現地語のありがとう) でも、窓口の時間に間に合うかしら」
         「ああ、まだ人(申請者)がいるから、待っててあげるよ」

時間にルーズだとは聞いていたが、他人の時間にも寛容で嬉しい。
子供を同じサマースクールに参加させるお母様たち(←同じ書類が必要)に、
レターパックを用意しておくと便利だと思います」、とLINEで報告したりしていたら、
ちょうど剣士娘が都内に来ていると、メールしてきた。
大使館にいる旨を伝えると、

    「○○大使館って、食事おいしそうでいいな♪」 (←言外に「私も呼んでくれ」)
         「いや、今回、仕事じゃないんで食べ物は出ない」
    「仕事でもないのに何しに行ってるの?」 (←大使館の本来の仕事が分かってない)
         「大使館はビザや渡航書類なんかをそろえるところなのっ 今日はお客さんじゃないの」
    「あ~ サル()のサマースクールの」

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某国ではない、オランダ大使館のご飯。


……そういえばそうだった。

これまではビザ不要の国だったり、出張命令者が書類を準備してくれたり、と窓口には行っていなかったが、
普段の仕事としていろんな大使館員と交流しているし、
夕食会などに行っている事が多いのだった(←最近記事にしていないので、昔のものをリンク)。
小学校の同窓生が大使館にいたときは、ちょこちょこお邪魔したし。

どこの国の大使館についても、お役所仕事だとか、係員の態度が悪いとか色々と悪評を聞くけど、
私が元々持っていた大使館員のイメージは、社交的で言葉がきれいで、失言をしない、
人懐っこい、コミュニケーションが上手―――だ。
相手国の人に好感を持ってもらうのも仕事だからね、と、↑の同窓生に聞いてもいる。

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ご飯はたいしたことなかったけど、庭がとてもきれいだった、某国ではないイギリス大使館

訪問したときの立場によって違うんだよな、大使館って。
上のリンクのような夕食会や、パーティのときには分からないものだね。
渡航書類の窓口と、環境の悪さを見て、まあ、こういう面もあるんだよな、と、妙に納得した。

・・・・・・いや、窓口係員はいい人だったけど、もう少し冷房&除湿を強くしてほしいな~。