言うに言えない
少し遅れ気味に、あわてて会議室に入って、
「すみません、もうさん(←ちょっと偉い人)も、もういらしてるんですね」
「ん? いてないよ」
「さっきまでいらしたんだけど、急用で部屋に戻られたんですよ、すれ違いましたか?」
。o O *1 「え~と…… 」
念のために言っておくと、さんが独特のにおいを発しているとか、匂いが強いとかではなくて、
私は知り合いのうちの50%くらいの人のにおいは覚えている、
良い匂いか悪い匂いでもなく、○○さんの匂いとして、
花の匂いや食べ物の匂いと同様に覚えている――もちろん、好きでも嫌いでもない。
だが、そう言っても、匂われたほうは気にするものだし、
正しく内容が伝わったところで、私が犬扱いされるだけだ。
だからいつも適当にごまかしておく。
普段は気をつけてるんだが、やっちまった感、漫ろ。
*1:さんの匂いがした、とは言えない