(京都)狐押し。で、学会に行ってきた
ドイツ旅行(友人宅訪問)が体調不良で中止になったので、
また、会場が京都だったので、歴女の剣士娘がくっついてきた。
金曜日から、昨日(火曜日)まで、京都にいたにもかかわらず、
一度もブログを開かなかったのは、昼間は学会で、夜や、わずかな休憩時間も遊びまわっていたからだ。
そして本日(水曜日)はつくばで、自分が主催する研究会があり、物理学会を一日早く切り上げて戻ってきた。
にもかかわらず―――
明日(木曜日)、大阪で会議をするだと……?
物理学会のすぐあとなら、みんな関西にいるだろうから、と……?
また来い、ってか?
ストレスのたまらないタイプの、陽気な忙しさのはずだったが、
時間のなさだけはいかんともしがたい。
■狐その①■
今回、剣士娘が京都で行きたかったところのひとつに、晴明神社がある。
安倍保名と狐の息子さんだと聞いてからのほうが興味が沸いた。能でも、逸話でも安倍保名は好きだ。
だから、同行した。
派手な五芒星が彫りこまれた清明の井戸。
五芒星は桔梗の形でもあるといい、境内に植えられている桔梗や、ご神木も、とてもいい感じだった。
御所の門のひとつで、新撰組がどーとかこーとか。 重厚でかっこいいらしいので、あとで写真をもらおう。
■狐その②■
ならぶ灯明がとても幻想的。
細かい雨が降っていたせいか、混んでいると聞いていた8時過ぎなのに、人はまばらだ。
千本鳥居。こちら、夜は怖いと聞いていたのだが、私は何も感じない……
(でもはちょっとビビッて、すぐに傘を使えるように、鳥居に入る前に素振りをした(←剣道三段))
積み上げられた鳥居は、どことなくペットセメタリー (スティーブンキングの小説) の霊園に続く道のよう。
** ペット狐がたくさん埋まってるのか、と、罰当たりなことを考えたのは、怖がっていたには内緒。** でも、こんな考えはお稲荷さんに罰当たりなんだろうけど、大事にしていた動物はみんな神様になりそうな気がするんだ。
(ただしハムスター以外)
なお、入れたのは“おもかる石”のある奥社奉拝所までで、
熊鷹社へ続く道は、台風21号の影響で封鎖中。
京都の街のそこここに、折れた木や通行止めの道があったから、さもありなん……
参道商店街は真っ暗だ。
唯一怖かったのが、この参道を出たあたりを歩いていたときに、車が寄ってきて伴走されたことだ。
行く手を阻むように停められたので、すぐに車の入れない参道に走り戻ったけど、
狐よりも、お化けよりも、人間のほうが怖いと思うよ、実際。