すべてが疎かになる真面目な日々
今週は英文論文を書いていた。
研究所職員も大学教員も、自分の研究と、大学生の指導と、政府の下請け的に科学技術関連助言を行うが、
大学教員だったら、学生指導の専従率が高いし、
研究所勤務だったら、自分の研究をしてそれを研究論文として発表するのが、本来の業務だろう。
最近、論文ではなく社会還元するべきだとの一般市民社会の風潮や、
企業連携を推し進める、少し停滞気味の日本の産業界に押されて、
論文よりも、企業との共同研究(&打ち合わせ)、あるいは特許申請やプレス発表に時間をとられていた。
定例(?)の年一本の論文執筆では、測定したデータがたまる一方になったので、
今年中にもう一本にまとめて出すか、と、自ら率先して論文書きをはじめた。
なぜって。
うちのポスドク(非常勤研究員)さんは、実験装置の設計・組み上げに長けていて、
データ取得やそのためのプログラム作りなどは天才的なのだが、
いかんせん、英語が苦手。 論文作りが苦手。
……ええええ、書き言葉はそのレベルですか? 外国人がきたとき、喋ってたやん
この期に及んで、論文の書き方講座ですか?
まあ、大学院生にも一緒に説明したからいいけどさ。
というより、院生に指導するふりをして、ポスドクさんに聞いてもらっていたわけよ。
主に日本人学生ばかりの研究室を渡り歩いてきたポスドクさんの経歴のせいだとは思うけど、
研究者として学ぶべき年齢のときに学びそびれてしまうと、あとあと大変ですな。
実際のところ、語学が苦手なのは私も同様だ。
相手に通じる程度の英語力はあるが、英語と日本語が両立しない。
真面目に英文論文を書いているときは、日本語が疎かになり、億劫になる。
データ解析などの考え事をしていれば、会話もいい加減になる。
そんなわけで、ブログを読むのも、(理解するのに)時間がかかるから、足が遠のいていたりした。
それでも、スマホ写真は撮っていたので載せておく。
まずは北海道は小樽に出張していた人からのお土産。 ドゥーブルフロマージュのチーズケーキ。
解凍したら24時間以内に食べてください、とのことだったので、部署の秘書さんたちといただいたのだが、
聞きしに勝る――というか、驚きのおいしさ。 リピートしたいお味でした。
都内の北海道物産展で売られていることがあるようだが、東京で買うと高いのよね……
昨日はものすごく久しぶり(ほぼ一週間ぶり)に、食事を作ったのだが、
(今週はずっと帰宅が遅かったので、夫と息子は先に済ませていた)
とても小さい筑波産のゴーヤで、一人分のゴーヤチャンプルー(豆腐抜き)。
別に野菜を半分に切って使っても悪くはないんだと思うけど、
自炊割合の低い家だと、一本使いきれる小ぶりな野菜はうれしい。
おや?
ポンデリング、しばらく渇き気味で味が落ちたと思っていたんだけど、
元に戻っておいしくなってる♪
ミスドは時々、ダメなお店(ダメな店員が集まっているお店)もあるのだが、
大丈夫な店を狙って、また買いに行こう。