いい日旅立ち
先日、この曲の元歌を聞いた。 いい曲だなあ、と思う。
新幹線や電車の発車合図としてしか知らなかったが、山口百恵さんという人が歌っていたそうだ。
残念ながら、現役の彼女を見ることはほとんどなかったのだが、
同時期の歌手、森昌子さんの 【先生】という曲のレコードが日本から送られてきて、
自宅でかけられていたので、覚えてしまったことはある。
祖母の店(?)か友人お店か、売り場において欲しい、と大量に貰ったから、という話だった。
覚えた理由は、A行の音が繰り返され、はっきりしていたからだ。
♪ Awai hAtsukoi kietahiwa Amega shitoshito futteita.
「Hatsukoiってなに?」 「はじめてのボーイフレンドとか、人を好きになることよ」
私はBFのいる小学生だったので、ここで同世代の歌だと思い込む。
♪ kAasani kAakurete sAmbashide
「Sambashiってなに?」 「船着場よ」
「Huna……?」 「ええと、港。ハーバーよ」
私は言葉を理解するときに、画像化していることがとても多いのだが、それは幼少期からそうだったようで。
なので、母の説明を聞きつつ創造した、森昌子の【先生】は、
「スコールのなか(←シトシトがわかってない) 小学生たちに手を振られつつ、
モーターボートで学校を去る(←なぜか兵役の義務だと思ってた)、見栄えのいい男性教員」
と、なっていた。 ―――後日、日本語をよく理解してから「かなり雰囲気違うな」 とは思った。
それに比べると、「いい日旅立ち」 は、比較的正しく理解していたな、と。
(いや、青年海外協力隊的なさわやかな青年が、私の(救助を)待っているのではなく (←JRのせい)
失恋をした女性が、自分を求めている将来の恋人が――の歌なのかもしれないけども)
フルコーラス聴いても、古さも感じさせず、いい曲でした。