(京都)頭がホラー
仕事がらみの出張でも、仕事先の周りの観光をすることもあるので、
神戸の最終日は最後まで仕事をして、一泊してから翌日午前に京都でも――と思っていたのに、
その京都に仕事が入ってしまった。
「神戸にいらしてるんですか? では、こちらで打ち合わせを……」
打ち合わせは、京都駅から一駅のJR西大路のそばの某会社にて。
西大路の駅がどんな感じだかわからなかったので、しかも、帰路で荷物を持っていたので、
コインロッカーの空きを探す時間の余裕を持って、西大路駅についたのだが。
これしかないコインロッカーを使えたのは奇跡に近いと思う。
パン屋さんのイートインスペースという感じかな。 よくわからない2割引をしてもらう。
雰囲気が、横浜だったら弘明寺くらいのアットホームさ――かな?
ティーバッグ置きがかわいい。
ところで、JRの電車の中に【全国年明けうどん大会inさぬき】のポスターがたくさん貼ってあった。
頭蓋骨を開いて脳が見えていると見る私は、ホラー映画の観すぎだろうか?
幹線道路に面していて、観光地観光地していないのは、さすが京都だ。
―――あれ? ホラー映画で祟ってたのって、清盛だっけ? 将門だっけ?
という程度の歴史観で、参拝しちゃいけないのかな。
写真、かまわないよね、と、撮影していたら、いきなり雨降るし。 おいおい。
ええ、と。
「900歳のお誕生日おめでとうございます。心を広く持って、雨など降らせないでください」
数分間の通り雨だった。
祈りが届いたのかな、まさかね。