天秤を持って宿題中
ジャッジの神様って、なんで女性なんだろう?
某書類郡の審査をしている。
知った人の名前がある。
あまり審査をしたくない名前だ―――
女性研究者であるその人は、私の家庭も職場環境も知らない状態で、
「子育てしながら研究も、なんてふざけている。迷惑でしかない」 と、言い放ったことがある。
女は子供を生んだら仕事をやめろ、仕事したかったら子供は生むな。ということのようだ。
女性採用促進だの、育児支援だのしている会社でも、本音でそう(↑↑)思ってる人もいるし、
ベビーシッターを思いつかない日本人は多いし、まあ、そんなもんかもしれない。
それに自分の不妊治療のうまくいかなさを、子持ちの人に向かって歪んだ形で発散させてしまう人もいるから、
そんな女性を傷つけるのも(知った時に)後味悪いから、スルーしよう。 と、その時は気にしなかった。
自分は迷惑をかけていないと思っていたのと、
育児中は、ある程度の迷惑をかけてもいいものだ、という考え方だからかもしれない。
1年くらい前だろうか、職場の40歳くらい(?)の女性研究者が、の話をしていた。
さんは独身なんだそうだが、件の先生に、
「いい年して結婚しないのは、人間として欠陥のある人」 と言われた、と。
結婚していないは欠陥アリで、
結婚しても子供を産んでしまったはふざけた女、ってことなんだろう。
他人の発言をあまり悪意にとったり根に持ったりはしないほうだが、先生にとっては、結婚して、かつ、子供を産んでいない自分だけが最高らしい。
に対する攻撃のどちらか片方だったら、そういう考えもあるかも、と、譲れるけど、
その両方を聞いたら、無差別に他人を攻撃するネタに、結婚だの子供だのを使ったとしか思えん。この人()、最低だな、と、思ってしまった。
・・・・・・・・・
人間的な性質が研究に影響を及ぼすとは思っていない。
まして、自分の好き嫌いを仕事に持ち込む気はない。
だが、そう言う人だと思って審査書類を見ると、いろいろと独善的で説明不十分な所が目に付き始める。
これは審査員として、あってはいけないことかね?
昔、好きじゃない上司の照会があったときに、
好意的な回答をしなかったら(←私だけじゃなかったみたいだが)、失脚しちゃったことがあったけど、
それは部下に対する裏切りや横暴さ、自分に都合のよい解釈ばかり、という上司としての至らなさと、
組織全体のオペレーションを考えた時の、彼の信用の足りなさ(だから部下への照会までしたのではと推測)が
きっと同一だったんだろう、と、思う。
さて、どうしよう?