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映画鑑賞録『怪物はささやく』

つけっぱなしのテレビでやっていた、LionsGateの映画。
スペインとアメリカの合作映画だそうだが、
舞台として写る墓地にはアイルランドっぽいハイクロスが並んでいる。

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病弱で末期(←病名はよくわからない)の母親と、厳格で意地悪な祖母、
厳しい学校と暴力的なクラスメートたちからのいじめ、というオールネガティブな状況の中で、
夢の中の植物性の怪物と、会話をしていくというファンタジックな映画。

「だからどーした」とならないのは、
一つ一つのシーンが適度に象徴的で、適度に伝わりやすいからなのではないかと思う。
たとえば、何度でも出てくる崖を落ちそうな母の手を掴み、落ちないように耐えているシーン。
何度も繰り返し同じ夢を見るうちに、その緊張感と不安に耐え切れず、自ら手を振りほどいてしまう。
怪物は、それを認めろと、いう……

怪物の叫び声と、少年の耳元にカサカサした声で話しかける様子とが、
この映画のヒネリが効いた部分なのだと思う。


……ええと。
映画の評価や印象はともかくとして、
自宅に乗り込んできた祖母が、シガニー=ウィーバー

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……このキャスティングは、どうなんだろう?
お話ぶっ飛んだわ、そこで。
おばあさん役やってても、強そうなんだもんよ…… いや、観るほうの先入観なのかなあ。