スウェーデンから帰国しました
国際会議中の雑用などのせいで、同行してきた娘をほったらかしにする時間が長かったが、
それでも、ラインクルーズをしたり、半日だけけコペンハーゲンに遊びに行ったりして、
やっと長い出張シリーズが終了した。
カタカナではマルメーと書かれる場合が多いが、ヨーロッパ人の発音は「マルモ」に近い。
実際、フランクフルトからコペンハーゲンに飛んで、空港からわずか20分だった。
スウェーデン第3の街だそうだが、非常に小さく、何もない。
国際会議がなかったら、来なかっただろうな、と思う。
ポルトガルのアヴェイロも美しい町だったが、あの町と同様、国際会議以外では訪れないだろう。
(ストックホルム、ボストン、パリ、ケルン……国際会議の多い街は決まっている)
ホテルは【クラリオンホテル・マルモライブ】という会議場にくっついたホテルで、
この駅から見た写真だと、正面中央の三連ビルになる。
水を買うついでに、駅のキオスクで聞いたら「あれだよ」と指差された。
娘を連れてきていたので、上階のいい部屋をとったせいもあるが、非常に眺めがいい。
周りに高いビルがないから、という言い方もできる。
こちらはホテルのレストラン。
学会参加者が同時に食事に行くからかもしれないが、朝食会場は学食のような雰囲気だ。
それでも、種類豊富なパンがおいしい。
ニュルルンベルガーブルストの好きな私にはソーセージは物足りないが、
なお、コーヒーとジュース類は常に飲むことができて、
10時の休憩時間と3時の休憩時間と5時からのポスターセッション時には、軽食が出ていた。
北欧の人たちがデカイ理由がよくわかる。
それに加えて、この街、食事がおいしいのがうれしい。
北欧の魚料理は生臭さをアピールしているようなところがあるのでお勧めしないが、
穏やかな味のミートボールも地元料理だそうだ。
初日はホテルで教えてもらった地元料理の店【BULLEN】に、ほかの日本人参加者と行ってきた。
店の中は込んでいて、屋外の席で飲み物を飲んで待っていたのだが、
そこでちょっと楽しいハプニングがあった。
隣の座席にいた二人の女性が、日本大好きで、右の人は学生のころ剣道を習っていた、と。
娘は大喜びで、いろいろ話をしていた。
今はジャズシンガーでCDを出しているそうだ。左の人は薬剤師さん。
CDをもらった娘は、夜にYOUTUBEなどで聞いて、メールを送っていた。
語学はぜんぜんだと思っていたが、話したい事柄があれば、ちゃんと話せるのだよな。
昼間は私は仕事だが、娘はその辺を歩いて回っていたようだ。
ドイツとは違うシックな壁と、白い内装がとても美しかったという【聖ペテロ教会】。
正統派のステンドグラスも美しい。
駅のすぐ南側で、国際会議場からも近かったので、休憩時間に見に行ったが、
地元の学生がイベントの準備で合唱練習などをしていて、地元の教会の雰囲気もとても気に入った。
仕事終了後、娘と落ち合って、夕食に行く。
この日は歩いていて見つけた【PADDY’S】というお店。
この日はとても寒くて、気温は14,5度。屋外席は上からヒーターで暖められていた。
英語メニューもあって、リゾットも豚肉のグリルもおいしかった。
なお、スウェーデンはノンアルコールワインがたくさんあって、
どこでもノンアルコールを聞くと、ソフトドリンクと同時にノンアルコールワインを勧めてくる。
ちゃんとワイン味♪
遅くまで明るいので、9時過ぎに街中を散策。マンホールが、派手だなあ。
街中にたくさん鳥がいる。いるかのような模様の白黒の鳥と、鳩と、カモメと、この種類と。
なんとなく、頭の感じがムーミンに出てくるモランを髣髴とさせる。
【モラン】と名づけて呼んでみた。苛められたことがないのか、こっちに寄ってきた。
会場からも1kmくらいなので、規模も含めホテルとセットでよく使われそうなロケーションだ。
出し物は平凡だったが、スウェーデンの歌と米国の懐かしめの歌を交互に歌ってくれた。
300人規模だからしょうがないかもしれないが、1時間に一皿くらいのペースなのは、
ちょっといただけないかな(苦笑) 味は悪くないと思うけど。
この会議―――次の開催国が日本になる。
なので、日本人の参加者は多かったし、次の開催国予告のようなイベントもたくさんあった。
次は、忙しくなりそうだなあ……と、思いつつ、こういう時間(11時)まで楽しく飲んでました。