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読書録 『何もかもが究極的』

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ネタばらししますので....

スティーブン・キング 『幸運の25セント硬貨』 の中の 『何もかもが究極的』 を、再読。
何のことはない、どんな話だっけ? と、本棚を見ながら思ったので。

記憶に残っていなかったので、大したことはなかったのだろうとは思うが、
さすがにとっておいた本だけあって、引っかかる場所はある。

キングは、愚か者や考えなしの主人公の一人称で書くときは、
地の文や使う言葉も選んでいるから、(それを忠実に日本語に) 訳したものも、読みにくい(笑)

ただ、彼のストーリーのパターンで、

・愚か者である
・他の物にはない、何らかの力がある
・愚かであるがゆえに、力を行使して馬鹿なことをしてしまう
・めちゃくちゃ後悔

の作品があって、比較的それらが私のツボなのだw

なにもかも究極的……のディンキーも、
超能力を持つ者として、自分の力を行使してしまった結果に気付き、
後悔、苦悩、そして反撃に出る。

この手の作品の、何が好きなのかな、、、と考えてみる .....

力ある者は、その力に対する責任を持って欲しいと思っているからだと思う。
キングの主人公は、過ちを犯しても、その力の重大さに気付き、使命や責任を全うしようとする。
それが歪んだ使命であっても、然りである。

この作品も、「ファイアースターター」も、「デッドゾーン」も ....
 
   ホラーやグロテスクシーンは....ま、おまけみたいなものかなw



使命や責任を果たす気がないくせに、過剰な権威や能力を持ってしまった人間に、
日頃から苦労させられてるからかなあ~ と、思い当たる。




私の場合キング作品は、好きなものと嫌いなものがはっきり分かれるのだが、
この作品のディンキーとか、『レギュレーターズ』とか『ローズ・マダー』とか、
アトランティスのこころ』のテッドとか、『ガンスリンガー』シリーズとか
このあたりは、キャラの使いまわしやストーリーの関連が複雑で、把握するのに気が遠くなる。

一冊づつ、独立なものとして読んでいる方が、私にはいいかな(笑)



写真はパリ大学(第5だっただろうか、サンジェルマンの隣)の、教室にあった机の落書き。

Make Love Not War .........そして横にピースマーク。

ちょうど「アトランティスの心」を読んだ直後だったので、
これか~ 現代でもこういう落書きがあるのか~
        と、変に感心したのを覚えている。

わかりにくいと思うので、横にピースマークを載せた。
             どっかのサイトのピアスのデザインね。

ちなみに、Make Love No War をググると、
日本で言うところの48手みたいのがヒットしたりしますw


ピースマークを探してたんですけどねw