ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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ワーグナーを聞きながら

ルードヴィッヒ本を読んでます。

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修士課程の学生時代に、レンタカーでロマンス街道を走ったとき、
はじめてノイシュヴァンシュタイン城を見た。

 ノイシュヴァンシュタインの写真なんて、私が撮影したのよりずっと綺麗なのが
 ネットにあふれているので、上の画像はあまり見かけたことのないアングルの拾いものを(笑)
 ここから拾いました。  http://www.popularwealth.com/index.php/neuschwanstein-castle


絵ハガキの通りだ、とか、綺麗だなあ、とか、ありきたりの感想をもったような気がする。
一緒にいたのが、ドイツ在住歴が長かったり、こっちの学位を持っていた教授たちだったのと、
      (あーそうだ、出雲でも一緒だったわ、彼ら...... orz   付き合い変わらんなあ~)
所詮自然科学者の集団だったから、情緒も何もなかった。


何年かして、ポルターガイストで有名なローゼンハイムに出張した時、
ザルツブルグのそばの、キームゼーという湖まで足をのばしてみた (この画像も拾いもの)。
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それまでたいていの出張では自由時間がなかったり、同行者がいたりして、
自分一人でフラフラすることはなかったので、
その時がはじめての出張先リゾートみたいなもんである。
電車の中で一緒になった観光客の家族 (3歳くらいの男の子付き) といっしょに、
フェリーで島に渡ろうという話になった。

キームゼー湖には、ヘレンキームゼー(男島)と、フラウエンキームゼー(女島)の二つの島があり、
男島にはヘレンキームゼー城がある。

ここもノイシュヴァンシュタインと並んで有名な、ルードヴィッヒ2世の作ったお城である。
 参考  http://www.herrenchiemsee.de/englisch/n_palace/index.htm
ここにも、人嫌いの彼が誰にも会わずに食事ができるように、
エレベーターで食事を運ぶシステムができている。

まあ、映画のおかげでバイエルンの狂王とか、近親相姦とか精神障害とか
ロクでもないエピソードばかりが知られているが、
研究者によれば、王としての仕事もかなりきちんとしていたという報告もある。

私の仕事上の知人である小宮氏は、ルードヴィッヒ研究の趣味が高じて、
本職終了後に書物まで出してしまった方だが、
ドイツ語の文献や書籍をひも解いていくと、映画などには描かれていないルードヴィッヒの姿が見えるそうだ。

     かつて書いた参考記事  http://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/3644103.html

私は専門家でないどころか、歴史音痴なので何がどの程度なのかわからないが、
忠臣蔵吉良上野介みたいなもんでしょうかね? 
    (↑これは趣味のゼミ (他の学部のゼミ) に入って読んでいたのである程度知ってる(^^;)

時間があったので、女島でケーキを食べたり (修道院があって、天然素材のジャムやケーキを作っている)、
キームゼー城のツアーに参加したり 
(同行者となった家族 (めっちゃ親日派) は米国人だったので、本来は時間ではなかったのだが、
 偶然そのあたりにいた英語ツアー係の人に、英語でのツアーをやってもらった)


実はローゼンハイムのホテルのブッキングミスなんかがあって(これは自分のせい)、
小さな、それこそ幽霊の出そうな民宿風ホテルに泊まるはめになっていたのだけど、
ドライアーはないかと聞いたら、
フロントのおじさんが、奥さんが持っているからと、近くの自宅までとりに行ってくれたり、
食堂のおばさんが、お勧め観光地の地図や、以前自分が行った時のパンフレットを探してきてくれたり、
ドイツが好きになるきっかけの一つになる出張でした。


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この絵は前にも出したな.... アーサーラッカムのワルキューレ

私の場合、ルードヴィッヒは、ワーグナーに直結した状態でしか思い浮かばないので、
ノイシュヴァンシュタインを思い出すと、ワーグナーが聞きたくなる。

というわけでニーベルンゲンのCDを引っ張り出して、オペラを流す。
         (幸い、クラシック好きなチビは、一緒に聞いている)


ちょっと趣向を変えて、お茶はコーヒーではなく、先日の出雲で購入してきたお抹茶。
すぐには袱紗など出てこないし(ただし茶筅はすぐ出る)、お茶受けも生菓子代わりのチョコケーキだが、
京都のものに比べて柔らかな味のお抹茶は、洋菓子にも良く合いました。 

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ここには書けない原因の、気分転換が成功すればいいのだが......

                          って、お~い(涙)
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