ひさびさの東工大
今年も九州大学の物理学会に出席しようと思っていたのだが、部下の一人は応用物理学会で話すというし(つまりそっちのリストにも私の名前が入っている)、知り合いの教授が東工大まで来ていて、せっかくだから打ち合わせをしようと。
……週末なんだけどな。
大岡山でパソコンを広げられて食事もできる店ということで、何年かぶりで駅前のガストに入る。糖質控えめの麺というのがあって、緑色なので注文してみた。
思ったほど緑色ではなくて、なんだか残念。でも、野菜がたっぷりでそんなこと炉もヘルシーだった。
打ち合わせは可もなく不可も無く終わって、応物学会の発表も、学生さんではなく学会慣れした部下だったので、週末らしく早めに東工大を去ることにする。
路上で知り合いと顔を合わせると、合わせる回数と頼まれる仕事が比例するようで、逃げ出したかったのだ。
神奈川にいる娘と、食事に行くことにする。就職してしまうとゆっくりする時間がなくなりそうだーーというのはわかるが、この期に及んで単位が足りず、卒業が延期になるかも知れないとは、いったいどういうことだ。
いや、私が大勢留年させた呪い(？)が、娘に跳ね返ってきたのだろうか。(実際には、仮面浪人をしていた1年次にほとんど単位をとっていなくて、ほかにも出席店が足りないとか、そんなことらしい)
まあ、いい。騒いでもどうなるもんでもない。
上大岡のひとつ手前、コウノドリで少しだけ有名になった弘明寺で、娘お勧めのカレー店、【MALIKA】に行く。同じ店が金沢八景にもあった気がするが、チェーン店とは思えない素朴でインド感あふれる内装の店だ。
奥で作ってる音が聞こえたから、各店舗で調理している様子だ。種類の多いカレーに、生クリームで名前が書いてある。かわいい。
これはバター何とかチキンカレーと、チャナ（豆）のカレー。
ナンが巨大だ。 「お代わりしてね」、といわれるが、量、めっちゃ多いじゃん。
ナンの種類も、カレーの種類もとても多くて、辛さも５種類から選べる。マイルドの下に、キッズみたいなのもある。
よく似ているが、娘は別の味のカレーを選んでいた。こちらはナンも、チーズナン。ほのかにチーズの味がするくらいかと思っていたのだが、思いっきりチーズがはさまれている。蜂蜜とチーズなのか、ほのかに甘くてとても美味しい。
娘の頼んでいたこちらは、マトンのカレーとチキンサーグ(ほうれん草)カレー。辛さはスタンダードにしていた。こんなチーズたっぷりピザみたいなナンを全部食べられるはずもなく、テイクアウトにしてもらっていた。
食べきれないと、ホイルで包んで渡してくれる。「暖めて食べてね」、的な、片言の日本語も暖かい。
感じのいいお店だ、と思う。東京や名古屋にもあるのかな。全国展開しているみたいだけど、店員さんはみんなインド人のようだ。
お勧めの店だ……と、学会ネタを書くんじゃなかったのか、私。
