映画鑑賞録 『The Solist』
機上の映画鑑賞録 『The Solist』
で...... 何と言ったらいいのか、実話だそうですが。
たぐいまれな音楽の才能を持ったホームレスの黒人、ナサナエル=エアーズに、
LAタイムスの売れっ子コラムニストがいれこんで、
どうにかして表舞台に立たせようとするのに、ぜんぜんうまくいかない話。
LAタイムスの売れっ子コラムニストがいれこんで、
どうにかして表舞台に立たせようとするのに、ぜんぜんうまくいかない話。
精神障害があって、ここ一番で暴れてしまうナサナエルにもどかしい気分になるが、
ナサナエルの演奏が(映画として)それほど感動的に表現されていなかったので、
主人公のコラムニストに感情移入できなくて困りました。
ナサナエルの演奏が(映画として)それほど感動的に表現されていなかったので、
主人公のコラムニストに感情移入できなくて困りました。
途中からチェロの指導を引き受けてくれた指揮者は、どう考えても悪人じゃないし、
彼なりにナサナエルのことを考えているのに、失敗してしまった様子に、
主人公が (自分の態度を振り返って) もう少し学べばいいのに、
指揮者を非難するだけだったし、そのあたりも脚本がイマイチかなあ。と。
実話だから、最後はしょうがないと言えばしょうがないんだけど、
実話を “もとにした” とか何とか言って、もう少しどうにかならなかったのかな、と、思います。
彼なりにナサナエルのことを考えているのに、失敗してしまった様子に、
主人公が (自分の態度を振り返って) もう少し学べばいいのに、
指揮者を非難するだけだったし、そのあたりも脚本がイマイチかなあ。と。
実話だから、最後はしょうがないと言えばしょうがないんだけど、
実話を “もとにした” とか何とか言って、もう少しどうにかならなかったのかな、と、思います。
しかしこの感覚、相手にとって良かれと思って取った行動が
相手にとってはむしろ迷惑で、追い詰めて反撃させるところまで行ってしまう、
どうやってもこっちの気持ちが伝わらない、というあたりの感情は、
発展途上国に支援する先進諸国の気分と同じなのではないか、と、ふと、思ったりしました。
相手にとってはむしろ迷惑で、追い詰めて反撃させるところまで行ってしまう、
どうやってもこっちの気持ちが伝わらない、というあたりの感情は、
発展途上国に支援する先進諸国の気分と同じなのではないか、と、ふと、思ったりしました。
問題提起はしてるんだろうけど、
で、ひとまずのハッピーエンドみたいな終わりのナレーションはついてるんだけど、
「努力しても無駄だよ」 的な鬱々とした気分になります。
で、ひとまずのハッピーエンドみたいな終わりのナレーションはついてるんだけど、
「努力しても無駄だよ」 的な鬱々とした気分になります。
いろんな見方があるのだとは思うんですけどね。と、逃げておこう(笑)
少なくとも、英語のまま見たら、そんな感じでした。日本語吹き替えになってたら、少し違うかもしれません。