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読書録 『溺れる魚』

戸梶圭太をもう一作、新潮文庫 『溺れる魚
 
 [amazonからあらすじ]
  謹慎中の二人の不良刑事が、罪のもみ消しと引き換えに、監察から公安刑事の内偵を命じられた。
  その刑事は、ある企業から脅迫事件の犯人割り出しを依頼されていたのだ。
  脅迫は、幹部社員に珍奇な格好で繁華街を歩かせろという、前代未聞の内容だった。
  いったい犯人の真意とは?意表を衝く人物設定とスピード感あふれるストーリー展開が評価された快作。
 イメージ 1
 
快作と言うより、怪作だと思う 
 
でも、それでいながら、
脅迫のネタなんかはよく考えられていて、
犯罪者にもこういうウィットが欲しいよな、
というか、真保裕一の 『奪取』 とはまた違った、
痛快さを感じたようでした。 
    (『奪取』 の方が後に読んでます)
  
愉快犯なら、愉快なことしてくれないと~ 
なんて思ったりしました。
                                                                                                            金魚すくいゲーム
 
 
この小説を偶然読んで、おバカ刑事もののライターとして、この筆者が好きになりましたが、
真面目に読むと、怒りに震えるかもしれません。 
                      いえ、決して “地雷” ではないのですが。
                                    文庫で、サクッと笑い飛ばしてください  
 
小説の面白さに比較して最悪だと思いますが、映画にもなってます。