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移動 2月16日の日記 『読書録 硝子のハンマー』

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貴志祐介「硝子のハンマー」読了。

なぜか真保作品だと思っていて、三分の一あたりすぎてから、
違うじゃ~ん、、、と気付く始末。
(なぜかというよりは、たぶん冒頭の辺りの防犯グッズの圧倒的なディテールが、
取材魔の真保作品とかぶったのだと思う)
購入してすぐカバーをかけちゃって、そのまま持ち歩くのも考え物。

トリックはそれなりに面白かったけど意外性はありませんでした。
「青の炎」と印象がかぶりますが、青の炎、程の切なさもない。
でも、面白かったんですけどね。

介護関連で、使いまわしのききそうな台詞がたくさん出てきました。
そのものの台詞は忘れましたが、介護ロボットのくだりで、
「介護をしてくれる人に負担をかけることに、肩身の狭さを感じている老人が多い。
介護ロボットならば、その負担はかけずにすむし、肩身の狭さを感じることもないだろう」
「日本には万物に霊がこもるという考え方があるせいか、身近に人間でないものがあっても、
それを受け入れやすい。自動車会社で作業員が、自分のラインに置かれたロボットに
愛称をつけて大事にしたという話もある」

う~ん(^^)
弁護士という口先が命の主人公ではあったが(違うだろw)、
情報と知識、応用力は、議論の武器なのだなあ、と、実感。

写真はポーラ美術館の硝子のヴァイオリン
ポーラ美術館のホームページから拾わせていただきました。