漫画な読書録 『綺譚倶楽部』

というわけで、前の記事から続いているような（笑）
漫画　『綺譚倶楽部』　　JETさんという方です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B6%BA%E8%AD%9A%E5%80%B6%E6%A5%BD%E9%83%A8

wikipedia　にはスプラッタホラーとか書かれちゃってるけど、

初期の絵の洗練されていない様子を差し引いても、時代を感じさせる設定がとてもいいのです。

組み合わせとしては、血気盛んなホームズと、冷静でホラーなワトソンみたいで、

ああ、そうそう、横溝正史よりは江戸川乱歩な設定　←言いたい放題

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（彼女は横溝正史シリーズの漫画化も手掛けているようですが）

 

そんな風に思って読んでいたら、

そのものズバリのホームズパロディものも書き始めたのは、その後２，３年だったでしょうか。

こっちは驚くほど絵が綺麗になってて、多分今でも書棚にあるんじゃないかな。

とにかく、この人の作品は、読み漁ってました　

 

『綺譚倶楽部』　は残念ながら、

掲載雑誌が変わったり、長いお休みがあったりして、

完結している様子はないし

（wikiによると）読んでない話もあるようなのですが、

蛇の鱗だの内臓だののマニアックな書き込みに、

それらのものに対する作者の愛を感じたりしてました。

この人って、本当に推理ホラーが好きなんだなあ、と。

 

どっかで絵を拾えるかな、と、探したけれど、

古いせいか、ほとんどありませんでした。

 

 

で、小野不由美の東亰異聞はこの時代のイメージだったので、

この人の描くキャラで読んでいました。