読書録 『波のうえの魔術師』
文春文庫 石田衣良 『波のうえの魔術師』 読了
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4167174073/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1
<amazonより あらすじ>
あの銀行を撃ち落とせ!謎の老投資家が選んだ復讐のパートナーはフリーターの“おれ”だった。
マーケットのAtoZを叩きこまれた青年と老人のコンビが挑むのは、預金量第三位の大都市銀行。
知力の限りを尽くした「秋のディール」のゆくえは…。
新時代の経済クライムサスペンスにして、連続ドラマ化話題作。
・・・・・・まあ、相変わらず文章は軽快で読みやすかったし、ストーリーも動くので最後まで読みましたが。
株式投資をしている人には、株の説明がウザいか物足りないか、ツッコミたいところがあるだろうし、
あまり縁のない人には、分かりにくくて、ノリ切れないのではなかろうか?
主人公の年齢と頭が良いという設定の割に、考え方がシンプルすぎて、なんだかピンときませんでした。
この作者は、『4teen』 とか、『ウェストゲートパーク』 とかの、
もう少し若年層を主人公に持ってくる話が得意なのではないかと思います。
というわけで、それほどお勧めはしません。