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日本観光と国際交流

先週のある日、
機械音のうるさい実験室で作業をしながら、何人かで、夏休みの旅行の話をした。
共同研究でそこに来ていた東京大学助教さんは、この週末に旅行をするという。
 
この先生、学生の時から数えれば来日10年になるウクライナの方なのだが、私たちと話す時は、英語を使う。
まあ、研究所では、そうだ。今や英語が公用語みたいなもんだ。
 
    日本で10年だったら小学校4年生くらいの語学力はあるだろう、
    と考える彼の元ボスの無茶ぶりな主張はともかくとしても、
    彼はかなりの日本語を理解しているようだ。
              日本語のメールを送っても、ちゃんと返事が来たりする。英語で。
 
週末は、奥さんと一緒に、群馬だか長野だかに(合掌造りの屋根が観れる所?)旅行に行くのだそうだ。
 We have a plan .........(to see or to go)...... Night Fishing♪
夜釣りを「する」と言ったのか、「見る」、と言ったのか、騒音のせいもあって聞き流した。
「いいねえ」 なんて日本語でリアクションしつつイメージ 1
 
 ................fishing ....... with Animal★
 
          「え?」  
 
 温泉に入るサルはいると言うが、一緒に並んで釣りするんだろうか?
                (イラストは、拾わせていただいた人参釣り→)
 
 学生が、サル? 観光地ってどこの川? と、質問していたのだが、
 サルではなし、川の名は思いだせないと言うので、確認してみた。
 
  We know some animal play fishing,  like bears in Hokkaido.
     But is it not danger for us with them ?
  (訳 北海道ではクマが鮭を獲るけど、そばに行って危なくない?)
 
 普段から地理の苦手な私が「群馬は北海道じゃない」、と日本人達から突っ込まれたのは言うまでもない。
 
 NO,NO,NO, They use animals to catch fish! 
                     (訳 動物を使って、魚を捕まえるんだ)
  「ええええええ!」      そんな観光地、日本にあるのかよ。
            たしかに、with には一緒にという意味と、○○で、という道具の意味があるけどさ。
 
 They control animals with long rope from small ship, and get fish with animal.  
      Famous sightseeing spot.  
    (訳 彼らは小さい船から、長い紐で動物を繋いで、魚を獲らせるんだ。有名な日本の観光地だよ)
                                       
       だから、そんな観光地、日本にあるのかよ。  
       助教さんは、ちょっと不安になってきたようだ。
       日本語のガイドブックを見たらしく、自分の思い違いかと思い始めたのかな。
       一方、我々の頭の中には、紐で繋がれた猿が、漁師に 「行け~!」 とか言われているシーンが
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  「あ、分かった★ 鵜飼だ」
 
 「Oooh! That’s light !」
 
鵜飼の鳥を、animal って言うのか………
 
 
語学の壁がちょっとづつあって、だからこそコミュニケーションが楽しい場合もある、って言う事で。
なお、鵜飼は長良川のものが最もポピュラーであって、長良川岐阜県であって、
だから、私以外の日本地理を学んでいる日本人は、
岐阜県で合掌造りを観てから、長野県の川で釣りをする(観る)、と言った時点で、
鵜飼は却下されたのだそうだ。
 
 
その先生に聞いたのだが、鵜飼、岐阜以外でもやっているそうです。