映画鑑賞録 『戦火の勇気』
神戸出張中、ホテルのテレビでつけっぱなしになっているのを観るとはなく観ました、が。
【監督】エドワード・ズウィック
【出演】デンゼル・ワシントン メグ・ライアン ルー・ダイアモンド・フィリップス マイケル・モリアーティ
湾岸戦争の際、戦車部隊を指揮していたが、味方の戦車を誤射し、親友を死なせてしまったサーリング大佐。
その罪悪感に苛まれ続ける彼に、名誉勲章候補者調査の命令が下る。
候補者は湾岸戦争で戦死したウォーデン大佐。不時着したヘリの乗員を命をかけて救った功績によるものだ。
女性初の受勲に、大統領側近たちは乗り気だが、調査を進めるサーリングは関係者の証言の
微妙な食い違いに気づく。果たして彼女の真実の姿とは…。
……………リアルな戦争映画の一つではあるんだと思うのだが。
私は一般的な日本人よりも、軍隊アレルギーはない方だが、それでもざわざわしたものが残る。
この映画の中で、何が正しい行為で、登場人物たちは何をするべきだったのか、が、
やっぱり良くわからないのだ。
もしかすると、「軍は絶対」 「真実を明らかにすることにこそ、正義がある」 という部分に、
矛盾を突き付けたかった映画なのかな、とも思った。
ちょっとお勧め映画。
でも、謎が(それなりに)解決した割には、観終わったあとの爽快感はありません。