ブログ引越し検討中 (仮住まい)

yahooブログからの引越しを検討中です。現在テスト使用中。

小さくても大きくても

小さな頃、私が一番初めに好きになったのは、大きなアイヌ犬だった。
 
物心がついた時には一緒にいて、でも、父親の海外赴任にいっしょに連れていくことはできなくて、
だからその時にお別になった(はずだ)。 
別れた時のことは覚えていない。私は小さくて、わからなかったのかもしれない。
ただ、小学校の時に、「日本に行って、おばあちゃんと○o○o(←犬の名前)に会う」 と、
自分が言っていたのは覚えている。
日本と、愛犬は私の中で繋がっていた。
見たことのない “フジサン” や “シンカンセン” より、ずっと日本だった。
 
親に言わせると、○o○oは、あまりものを覚えないおバカな犬、だったらしいが。
 
        
 
子供たちは同じように可愛がっている様子でも、ゴールデンハムスターにもいろいろいて、
毎日触って遊んで、ハムスターの方も娘に呼びかけたりして、そういうハムスターの時と、
餌やりなどの面倒は見るものの、死んでしまってもその日一日落ち込む程度のハムの時とがある。
 
ペットと飼い主の相性と言ってしまえば、それまでだが、
剣士な娘にあうきりっとした(?)ハムスターと、お抹茶BOYにあうハムスターがいるようだ。
 
        
 
子供達にはとても言えない事だが、
ミシシッピアカミミガメのミドリン(一番大きな亀)が家出(?)してしまった時、
一匹残ったコミドリン(中サイズの亀)を見ながら、どうして大事にしていたミドリンの方が行ってしまったのか、
私はそればかり悔やんでいた………
コミドリン(中亀)が嫌いなわけではないが、極端に水槽を見なくなった。
 
大亀ミドリンはとても小さい頃から家にいて、懐いてはいたが、
一般的な人間の目には、コミドリンの方が甲羅の色も綺麗だし、愛らしい。
でも、娘は、大亀ミドリンの方が目つきが優しい、とか何とか言っている。
私にもそう見える。
 
一方、お抹茶BOYは自分で捕まえた、一回り小さいコミドリンが好きだ。 
彼だけは、コミドリンを 「コミ」 と、呼ぶ。
 
今のところ、最もかわいらしいはずのミニガメのファンはいない。

          
 
カエルさんのお宅のベランダに住む、ツチイナゴ(越冬する茶色のバッタ)のツッチーがいなくなってしまった。
先週、雪の降った時にも見つからなくなって、とても心配してらしたが、
その時は2,3日あとに舞い戻ったようだ。
ツチイナゴは小さい。ハムスターよりも、ミドリガメよりも、もっと小さい。
でも、ツッチーが見当たらない時のカエルさんは、ちょうどミドリンを探す我が家と同じ気がしたから、
とても胸が痛んだ。
見つかった(戻ってきた?)時は、本当にうれしかった。
 
ツッチーはまた、見当たらなくなってしまったようだ。
餌になる葉っぱまで準備したのに。
 
          
 
ミドリンがいなくなった時、ブログの亀記事が悲しくて、しばらく記事を書かなくなった。
その一方で、亀ブログ(正しくは爬虫類と格闘技ブログ)を綴っている方から、
探し所を教えてもらったりして、(水が無くても何週間か生きていけることを知り)希望をつないでいた。
戻ってきてほしい、というだけの希望ではなくて、
ミドリンが行きたい所に行けたのなら、と、あきらめ混じりの希望だった。
 
  「ずっと飼われていたのに逃げたのは、ずっと逃げたかったってことだと思う」 
 
  「池までたどり着いたかな」
 
  「甘やかしてたから、わかんない」
 
その後、戻ってきたミドリンに、野生で生きられるようにスパルタにしたかというと、そうでもないのだが。
 
 
カエルさんのツッチーは、我が家の亀たちのように過剰に保護されたりはしていなかったようだから、
きっと隣の家のベランダに行っても、近くの植え込みに行っても、
ちゃんと自分で雨風をしのいで、春まで頑張ってくれることだろう、と、思う。
行きたい所まで、行けたのではないか、と、思う。
 
心配なのは、一般的なツチイナゴよりもかわいらしい顔立ち(模様?)なので、
他の人間に捕まって温められてしまう事だが……
       (冬に代謝を抑えてじっとして越冬しないと短命になるらしい)
 
 
 
一度ベランダに戻ってきたツッチーは、また、気軽に戻りそうな気もしてしまう。
春になって、一族郎党を連れてベランダに戻るツッチーを考えるのも、
そんな記事がアップされるのを待つのも、また楽しいことかもしれない。
 

 
後日談その①
海外赴任の父に家族でついていく時、連れていけなかった犬は、近くのお寺で飼ってもらった(そうだ)。
帰国してしばらくして、親に 「一緒にお寺に行く? ○o○oの子供に会えるよ」 と言われたのだが、
その時 「○o○oはどうしたの? 死んじゃったの? どうして教えてくれなかった!」 と騒いで、
結局、子犬(いや、多犬になってたかもしれないけど)には会いに行かなかった。
住む場所も変わってしまったから、それきり、縁はない。
心残りと言えば、心残りである。
 
後日談その②
カエルさんのツッチーは、再び戻ってきたようです。
写真がアップされているのだが、すごいなあ、完全に保護色なので、
(一度目に見た時は、わからなかったので) 見つからなくても無理はないかも、と思います。
葉っぱなども食べていて、一安心ですが、
春になって、心配のない環境になってから、飛び立って行ってほしいものだと思います。