ブログ引越し検討中 (仮住まい)

yahooブログからの引越しを検討中です。現在テスト使用中。

こだまでしょうか? いや、むしろシーソーですな

『バカ』って言えば、『バカ』って言う。
『ありがとう』って言えば、『ありがとう』って言う。
こだまでしょうか? いいえ、誰でも。

              というCMが流れまくっていたことがあったが………
 
                                  

苦情でも人付き合いでも、こちらが柔らかく接すれば相手も穏やかに返してくれる、と説く人が多い。
お悩み相談みたいなところの助言のほとんどはそれであるし、ある面で日本ではそれが正しいと思う。
 
しかし、他国ではそれが当たり前ではない場合がある。
強く苦情を言わない=大して文句がない、と、とられてしまう場合だ。
弱く出たら強く返されるが、強く出るとちゃんと謝罪してもらえる、シーソータイプとも云うべきか。
国同士の駆け引きで、ひとたび日本が弱腰になると次々要求項目を増やされていくのがいい例だ。
 
で、最近は、日本国内でも、シーソータイプの人々が増えているように思う。
 
というのも、先ほど、某JR駅ホームで、中学生が傘をくるくる振り回して、水を飛ばしていたのだが、
水が引っ掛かって、「きゃあ」、と言ったOLさんに中学生たちは、「『きゃ』、だって~」 と、大笑い。
調子に乗って回し続けていたのだが、
そこに歩いてきたちょっと強面のお兄さんが、「何すんだよ」と、言った途端に、
「す、すみません!」 と、慌てて、傘をしまった。
 
       まあ、その前に、黙って中学生たちの写真を撮っていた人がいたから、
       スポーツバッグに大きく書かれた学校名と共に、どこかに曝されているかもしれないが。
 
マンションなどにおける騒音トラブルだってそうだ。 隣の部屋の奥さんが、
「すみません、夜中にドラムを叩くのはやめてもらえませんか?」 ですむ様な人ならそもそも騒がない。
不機嫌そうなおっさんが数人で、「なにも警察沙汰にしたくないんだよ」 と囲んで、
初めて態度を改める。
 
       ちなみに、ドラムの話は、隣の奥さんというのが私の友人で、外国籍。
       日本の(奥ゆかしい?)習慣に合わせようとする彼女は、
       「私が日本人じゃないから、馬鹿にされたのかしら」と、言っていたので、
       そういう問題ではない、と訂正しておいた。
 
 
 
とはいえ、普段の生活で常に自分を強く主張していたら、どんどん殺伐としていくし、
他人が(そういう人を)見る目も厳しくなっていくだろう。
 
素早く相手を見て、自分の態度を切り替えなければならないのかもしれない。
職場でアメリカ人と話すときは、アメリカ人の主張の仕方を真似るが、
相手が日本人で、一見おとなしそうな場合は、TPOや、その見極めが難しくなる。
 
 
        ああ、そうか、そんな風に他人と接することに見極め技術を要するようになったから、
        他人との付き合いや会話が、苦手だったり苦痛だったりする人が増えたんだろうな。
 
 
                                 
 
 
「小玉でしょうか?」
 
イメージ 1
 
 
「大玉ですよ」
 
そろそろ、スイカの美味しくなる季節ですね。