映画鑑賞録 『アンノウン』
機内映画鑑賞録、『アンノウン』
雪のベルリンが舞台なので、夜中のアイス画像で。
アイスを出してくれるのは、ユナイテッドとANAだけかなあ………
ええ、と。
ベルリンの学会に出席するためにアメリカから来た夫婦の、夫の方がタクシー事故にあう。
病院で目が覚めると、自分を証明するものが何もない。
妻は、別の男を夫を言い、学会に参加していて、大学のHP にも、その男の顔が貼られている。
では、私は一体誰なんだ？
というお話。 以下、ネタバレになりますが、
オブリビオンに引き続き、記憶をなくした男が、自分の正義感において、
自分が所属していた犯罪組織から、人類にとって貴重な人物を守るお話。
自分が何物であるか、何に巻き込まれているのか、アプローチしていくのがなかなか面白かった。
とても説明できない状況を、最後にうまくつじつまを合わせてくれていて、感心した。
防犯ビデオの画像や、彼の記憶、これが布石になっていたのか、というシーンがたくさんあって、
うまいなあ、という感じ。
元ロシアの秘密警察だというカウンセラーも、いい感じのキャラだった。
ちょっと説得力が足りないかな、と思ったのは、科学者を暗殺するために自分で立てた計画なのに、
記憶をなくしたことで、すっかり翻って、彼を守ろうとする、そのドライビングフォースだ。
元々良い人なのに、暗殺者集団に入っていたのか、
（その割には、嬉々として計画を立てているシーンが入る）
それとも、心根を変えるきっかけがどこかにあったのか…………
でも、とにかくお勧めです、おもしろいです。
………って、ネタばらしになっちゃってるので、読みにくく色替えしておきます。
読む人は反転してみてください。
