映画鑑賞録 『ラストミッション』

なんでこんなにすいてるんだよ、と思うくらい、がらんがらんの機内。
乗車率は10パーセントもいってないような。

離陸許可が出なくて、1時間半も出発が遅れたのだが、
今日は帰国するだけで、トランジットもないし、羽田着だし、
CAたちのサービスの良さは、ファーストクラス並みになってるし、

実は今日までの予稿があって、フライト中にそれをやらなきゃならないのは確かなんだけど

………映画を見る時間が確保できてよかったかな。

これは日本ではまだ封切られてないのか……
『ラストミッション』　http://lastmission.jp/

「封切られてないから悪く書かない」、というつもりで言うのではなく、普通に楽しめました。
年くったケヴィンコスナーも、なかなかかっこいいです。

そんなにファンではなかったんだけども。

以下、軽くネタバレします。


ケヴィンコスナー演じるところのイーサンは、
やり手だけれど人情味にもあふれるスパイで、むやみな殺しは望まない。
末期がん患者でもある彼は、最後の大仕事を依頼され、該当者を捕まえて訊問している途中に、
やっぱり死ぬ前くらいは和解したい、と近づいた娘の学校の先生に呼び出され、

やむを得ず訊問相手をトランクに詰めたまま学校へ行ったり、　←コメディですな
いざ訊問を再開しようとしたときに、また娘から電話かかってきちゃって、

尋問相手に、「娘いる？」　なんて話題になってしまったり、
助言をくれる尋問相手に、「どうしたらいいんだ」と、相談したり。　　←これもコメディですな
挙句の果てには、娘の夜遊びの行き先を探すのに、彼の娘を頼ったり。
訊問したり迷惑をかけたりしているのに、相手にも娘との関係を応援される始末。　　

命など惜しくないがん患者だと言っても、やることがむちゃくちゃすぎで。
でも、演じているケヴィンコスナーにはとても動きに深みがあって、
笑えるシーンが盛りだくさんで、かっこいいだけキャラじゃないんだなあ、と、いまさらながらファンになった。

ヒーロー＆主役だけではなく、もっといろんな役を引き受ければいいのにな。