これは食べ物だろうか (夏休みの宿題と理科実験に伴う災い)
さて、この食べ物…………
作る時から心配はしていたのだが、およそ旨そうには見えない。
水色や紫色は食欲をそそらない、とは聞いているが、これまでとは思わなかった。
なんでこんな色になったかというと、夏休みの宿題の紫キャベツを使ったからで。
千切りの紫キャベツをお湯に入れ、1時間もあれば抽出できるアントシアニンは、
レモンやミカンなど酸性の強い果物で真紅、
リンゴジュースや生肉ではピンク、
ハンドソープでは水色、
キンカンなどアンモニア入りの虫刺されの薬では緑、
塩素系漂白剤では黄色 (←取扱いに気を付けてねっ)、
と、カラフルな試薬になので、小学生の宿題にはとても便利なグッズなのだ。
ところが、千切りにして色を抜いた紫キャベツの始末に困る。
このままでは、およそ食欲はそそらないし、
「よし、小麦粉と卵を混ぜてお好み焼きにしよう」
と、紫キャベツのお好み焼きに入れた結果が、上の惨状である。
なぜならば。
卵って、アルカリ性なんだね
肉類が酸性だから、卵も酸性だと思ってたんだけど、
いやあ、この年になって、しかも理系のつもりでも知らないことがたくさんあるなあ。
で。
紫玉ねぎやらさつま芋やらの、食欲を失せさせない限界の紫色だったのが、
卵を加えたことで、食べ物としてどーよ、の、水色に変貌。
そう、この色です。
。。。。。。
紫キャベツと卵の名誉のために言っておくと、
味はおいしかったです。
あ、簡易ザワークラウトみたいに、酢を入れた炒め物にしたら、
ピンクの炒め物ができるのかな? (よせっ )
なお、旅行に行くために、せっせと宿題をこなしているお抹茶BOYは、
この後、パパと一緒にハンバーグを作りました。
ゴーグルをして、玉ねぎのみじん切りを作るようすは、
かわいくなくもなかったけど………
う~ん。
見かけは、まあ、食べられればいいことにします。