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読書録 『内調匿名班 邀撃捜査』

今野敏ブックカバーシリーズ………・じゃなくて、 
いや北陸新幹線のブックカバーが欲しくて、4冊ずつ何回か文庫本を買ったら、かなりの部分が今野敏を選んでた……って話

なんだか義務感みたいになってきましたが、それなりに面白く読んでます。
徳間文庫 『内調匿名班 邀撃捜査』 今野敏  

.   成田空港に一人のアメリカ人が降り立った。
.   各国諜報関係者の環視のなか、米大使館の車に乗りこんだ男は、
.   尾行する覆面パトカーに手榴弾を放った!
.   ジョン・カミングス、元グリーンベレー。東京の機能を麻痺させるべくCIAが送りこんだプロのひとりだ。
.   日米経済戦争の裏で暗躍する組織に対抗すべく、内閣情報調査室の陣内平吉が選んだ男とは?―。
.                                                 Bookデータベースより


バブル期に書かれたものですね。
これもまた古い。
で、これもまた、潜入捜査と同様に、古い時代の拳法もの。
拳法関係のゴタクが多いなあ………とも思うけど、
古い時代に三つに分かれた犬拳のメンバーが集まっていくところには、
ご都合主義なストーリーだなあ、と思いつつも、ワクワクしました。うん、マンガを読む感覚に近い。

それから、そういやバブル期には、米国の敵は日本だったかな、と、何となく思い出しました。
結局、その時代は長くはなかったんだけど、
過去って、それが「現在」である時点では何も見えないけれど、
過去になってからだと、関係性だとか、真実っぽいことがその時代ならではの特別事情だった、
なんてことがわかるんだなあ………と、小説とは別の所で感慨深かったです。