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映画鑑賞録 『ガッチャマン』

続いて、悪名高い『ガッチャマン

う~ん、ヤッターマンはえらかった。
CGがうまく溶け込むように、画面を暗く、戦いの時間設定も夕刻にしていた。
(『パシフィックリム』も、夜間出撃ばかりだったな)
スーツもヤッターワンも、ちゃんと汚れて傷ついて、これまで闘ってきた感があった。
バカ映画なのに、その辺はきっちり押さえてた。

それに引き換え、ガッチャマン
しょっぱなから、真っ昼間のジオラマに、巨大タイヤがゴロンゴロン
新品のヘルメットを一斉にかぶる自衛隊(?)員に、ピッカピッカの悪の雑魚たち
スピード感があるのはいいが、等速度運動みたいでギクシャク

それに、セリフが、セリフが、セリフがあああああ


……………さすが評判通り、というかなんというか。

評判抜粋:ガッチャマンたちはえらくラジカルな思想を持っており、
一人を救うためなら一千万人がどうなろうとかまわない、とのトンデモない価値観で戦う斬新なヒーロー。

内容の4割くらいは彼らヒーローが語る青臭い中二病的理屈を聞かされ、
のこり6割は剛力彩芽演じるジュンの、ケン(松坂桃李)に対する横恋慕で構成される。



もういいや。



CGに関して一考。
ヤッターマンは見せ場を大事にしすぎて、スピード感がなかった。
ガッチャマンは、スピード感を大切にしすぎて、見せ場がなかった。
双方とも、速度にメリハリがない。

日本には、日本アニメと言う見せ場を作るのがすごく上手なツールがある。
一秒間に24枚のセル画を、どういう配分で作るべきか、
画面をどういう速度で横切らせれば、ちゃんと歩いているように見えるか、
という、長~い研究の成果として、スピード感やリアリティを手に入れたものだ。

邦画のCGは、タメと、速さとを、もっと研究してほしい。



サイボーグ009 誰がために

30秒から1分あたり、002の飛びかたや、003の落ち方など、
アニメそのままでやれとは言わないが、
ぜひ、お手本にしてください、と、思う。



ふっ このくらいつまらないと、仕事が進むぜ