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映画鑑賞録 『ザ・リング2』

本日の午後ローは ハリウッド版貞子。 『ザ・リング2

    すべてがわかる午後ローのあらすじより。
    あの事件から半年。見たものは7日後に必ず死ぬという呪いのビデオ。
    それをコピーし他人に見せることで死から逃れたレイチェル(ナオミ・ワッツ)と息子のエイダン(デビッド・ドーフマン)は、
    その忌まわしい記憶から逃れるように、霧深きオレゴン州の海辺の町アストリアに移り住んでいた。
    だがそんな中、町では数十年振りの怪死事件が発生する。男子高校生が自宅のテレビの前で変死していたというのだ。
    例の事件を思い出したレイチェルは、確かめるため少年宅へと向かう。
    救急車に忍び込み少年の顔を確認すると、その死に顔は想像を絶する恐怖に歪んでいた…。
    かつて食い止めた筈のサマラの呪いは、何千キロも離れたオレゴンにまで増殖していたのだ。
    レイチェルは、事件の目撃者であるエミリー(エミリー・バンキャンプ)からビデオのありかを聞き出し、それを燃やしてしまう…。
    時を同じくしてサマラの悪夢を見たエイダンは、その時から寒気に襲われるようになる…。
    翌日のフリーマーケットで、同僚のマックス(サイモン・ベイカー)と出会い、交流を深めるレイチェル。
    しかしその頃、エイダンは何かに導かれるようにトイレへと向い、そこでサマラと遭遇する…。
    エイダンに取り憑こうとするサマラから逃れるため、その謎を突き止めようと決意するレイチェル。
    さまざまな手がかりを探すうちに、精神科病棟に入院しているエブリン(シシー・スペイセク)という女性にたどり着く…。


和風の井戸ありぃの、巨木ありぃの、で、貞子コスチュームの幽霊は、サマラというらしい。
ちなみに、観ていない『ザ・リング1』のネタバレあらすじを見てみてみると、
概略では日本のリングを踏襲しているようだ。

しかし、なんというか、原作および日本のホラー小説をよく知った人が映画を作っている感じはするな。
原作者である鈴木光司(個人的にはリングよりも傑作だと思っている)仄暗い水の底からが、
いい感じで混じっている。
(日本の映画版『リング』や、『リング』の原作には、水がキーワードにはなっていない)

子供に憑り付こうとする感じが『エクソシスト』っぽかったり、
家中の家具やコンロが暴れまわるのは『ポルターガイスト』っぽいし、
すきあれば、子供を虐待する母親っぽい解釈になるのは、ワンミスコール(着信あり)っぽいし、
そして、子供を想う母は、絶対的に、強い。

幽霊や化け物は、すべてUMA、さもなければ悪魔がらみであって、
素人は幽霊化しない、と信じているハリウッドっぽい作りにはなっている、と、思う。
貞子と井戸クライミングを競って、井戸に蹴り落とすシーンなんて、日本の母とは強さの種類が違う(笑)

え、でもそこもワンミスコール方向でパクるの? 
(どうでもいいけど、シシー・スペイセクって、元祖キャリー女優じゃん。
 キャリーのときに30代だったはずなのに、どう見ても高校生にしか見えなかったんだよな……)



さて、トイレの個室に入ったら、便器から貞子。
隣の個室に移動したら、また貞子―――地味に嫌がらせっぽい。

いや、一回二回なら怖くて尿意なんて消えちゃうと思うんだけども、
生理的欲求&羞恥心が恐怖心に打ち勝つポイントっていうのがきっとあって、

「貞子、お前、いい加減にせいやぁ」 ってなると思う。