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昔の映画鑑賞録 『ゴジラ』

朝イチで歯医者通院の日だったので、
振り替え休日を利用して休むことにする。
ついでに、わき腹から腰の変な筋肉痛というか凝りを調べようと、
整形外科にも予約を入れる。
あ、午後ローの時間、浮いた♪

ナンバーズから、テレビ東京をつけっぱなしにして、
午後ローになるにまかせる。

え、『ゴジラ』 ですって?

1984年、沢□靖子の出てきてたゴジラだ。

これ、映画館に行って観たなあ♪
コアな映画ファンになるより前だったので、普通に友達と観にいった気がする。
沢□靖子がめちゃくちゃ可愛くて、でもって、ものすごく棒読みだったのを覚えている。

以下、整形外科に行く準備をしつつ、中継。(←終了後にすぐでないと間に合わないので。でも最後まで観るっ

総理が、良くも悪くもどっしりして、ちゃんとしてるなあ。
新聞社にパソコンがない、鉛筆が横行している。
社内で、他の人のいるところで、平然とタバコに火をつけ、吸いはじめる人々が居る。
いろんなところが昭和だ。

でもって、その間に入る東急リバブルCMの親子も、親子ともどもすごく昭和っぽい感じだ。

あれ? 新聞記者が「牧」ってう名前だけれど、
シン・ゴジラ』 で、謎解きレポート書いて 「好きにしろ」 って消えた人? 
同姓の別人? 年齢的にはいいのか?

集積回路にプラチナ……カドミウム砲、怪しい深海写真―――今観ていると突っ込みどころ満載
当時は理学知識がなかったから、疑問に思わなかったんだろうな。
でも、ゴジラが出現する前に、地面が揺れて鳥が一斉に飛び立つ、とか、霧が流れるとか、
いい具合に不安感を掻き立てる演出(古典的といえば古典的)になっていて、
着ぐるみとはわかっているゴジラが、重く、大きく見える。

でもって、やっぱりゴジラ原発に行くんだよね.
顔の細かい部分が、ケモノ的に動くのが、今見るとチャチだが、当時はうまく作ってると思ってた。
なお、現在感じる原発の怖さは、当時の比じゃないな、と、思う。
原発施設のビルも、コントロール室の制御盤も、驚くほどシンプルで、
地上施設がすんなり簡単に壊されて、
おまけにゴジラに壊された後で原発そのものには特に何も言及されてなくて―――

今の日本人には、リアリティのかけらも感じられないだろうな。


ただ、ゴジラを核で攻撃しようとする米国・ロシアに、特に、がしがしプッシュしてくるロシア代表に、
非核三原則」で断固拒否する日本総理は、やっぱり強い。
政府の会議中継はそれなりにあるが、『シン・ゴジラ』 よりもはるかに要領が良い。
この程度のシンプルさがちょうどいいのではないか、と思う。
総理が各国大統領を説得するのに、
「モスクワやワシントンにゴジラが現れたら核を使いますか?」 と、言ったらわかってくれた、と話すが、
「シン・ゴジラ」で、米国代表が、「ワシントンだとしても迷わず核を使う」、と言ったのは、
このシーンのオマージュだったのだな。

この映画が作られた年を、テレビアニメ類と比較すると、
たとえばファーストガンダムは始まっていたけど、エヴァよりは前になる。海外ブレイクする前だった、と、思う。
だから特撮としての特撮だったなんじゃないかと思う。
特撮特有の演出に、カメラワークに、画面構成なのが、1984年のゴジラ演出だ。

それに比べ、(観たばかりだから比較できるのだけど)、
シンゴジラの演出と画面構成がものすごくアニメ的、エヴァ的だったと思う。
アニメは元から架空の「絵」だから、
人間の視野や人間の居る場所を毎回設定し、そこからの風景を想像して描かなきゃならない。
写真を参考にすることがあっても、描こうと思うシーンに見合う写真を撮り参考にする。
だから実写するのは難しいかもしれない、単に人が思い描くいろんなシーンが作られる。
アニメーションと同様に。

街中に居る人間の横を、巨大ゴジラの足が通る―――までは特撮でありがちだか、
その後で尻尾が頭上を(画面の右端から左端まで)通り過ぎていくのは、アニメ演出ならでは、な気がする。
背中のとげとげから光線が出て、それが乱れ飛ぶ(乱れ走る?)所は、思いっきりエヴァ

ちょっと待て~!!
どうしてゴジラの横で新幹線が動いていて、しかも人が乗ってるんだよ。
ありえね~

武田鉄也かな? ホームレスみたいなのが、ちょろちょろするシーンもあるけど、これもいらないなあ。



                   ……でも、なんだかんだで懐かしく、面白かったです。
                   ラストで埋まっていくゴジラ、めっちゃ悲しいんだよな~

さて、急いで整形外科に行かなきゃ。