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読書録 漫画に埋もれる日々 web漫画ワンポイントレビュー(順次書き足し)

webの無料漫画を読むことがあるのだが、せっかくなので一行レビュー(実際には3行くらいだけど)
タイトルは、以前ブロ友さんのHPで使われていた【書庫】の【書庫名】をパクらせていただいています。
ちなみに、第一弾は、こちらです。 http://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/40204452.html


食糧人類 蔵石ユウ イナベカズ 水谷健吾
     人間の人間による人間だけの食物連鎖? とでも。食うのも食われるのも人間。
     刺激的な割にありふれてる気がする。なんだかなあ。

学園×封鎖 八頭道尾
     ゾンビとテロリストものと学園パニックものを寄せ集めてこじつけた話。いくらなんでも無理だろ。

王様たちのヴァイキング 
さだやす
     天才ハッカー少年とやり手の投資家が組んで、IT犯罪をつぶしていく。
     毎週スピリッツで読んでいる大好きな漫画だが、冒頭を見たくてまた読んでしまった。

夢の雫 黄金の鳥篭 
篠原千絵
     裕福な家の娘がさらわれ、奴隷商人に売られるが、頭の良さで取り立てられていく話。
     この漫画家はもっと絵がうまいと記憶していたのだが、今見ると古いな、と感じる。

デス・スウィーパー 
きたがわ翔
     兄の自殺後、腐乱死体のあった部屋を掃除するバイトを始めた主人公と、清掃会社の仲間の話。
     相変わらず絵がきれいで、好きだ。どことなくクールな話も好み。

刑事が一匹 
きたがわ翔
     こんなハードボイルド物も描くんだな、きたがわ翔。普通の刑事ドラマ風でした。

殺し屋1 
山本英夫
     理不尽にいじめられる苛められっ子を描かせたら、右に出るもののいない山本英夫。だからって、
     殺人鬼まで元苛められっ子にするかな。とはいえ、ただの殺し屋より厚みが出て、面白かったかも。 

おかま白書 
山本英夫  
     !? これが「ホムンクルス」の山本英夫? 昔はこんな絵だったの? こんな作風だったの?
     雰囲気として細野不二彦なんだけども、アシスタンドでもしてたのかな? 今の作風よりずっと好き。
  

値下げ屋
 有馬明香
     変わったお仕事シリーズという漫画分野があるなら、それにあたると思うが、主人公の片割れの女が
     クールで格好いい。(美人とか武道ができるというのではなく、知識とアニメ風決めポーズがいい)
 

文豪ストレイドッグス 
春河35 朝霧カフカ
    「偉人住宅ツバキヒルズ」や古くは「マカロニほうれん荘」と同様、歴史上の人物の名のキャラたちだが、
    単に名前を借りてるだけだよなあ。キャラがちゃんとしてるの、太宰だけだし。

娚の一生  西炯子
     やり手だけどいろいろと抜けててぶっ飛んでて、田舎暮らしをはじめたハイミスキャリアウーマンと、
     彼女の祖母に惚れたままで独身の大学教授の恋愛もの。可もなく不可もないが絵はかわいい。

聖☆おにいさん 
中村光
     設定勝ちっぽいけど、地味に面白い。緩やかにほのぼのした感じが、ある意味宗教的かも。

一人交換日記 
永田カビ
     病んだかまってちゃんの自分勝手な日常を、本人ならではの観察眼で抉り出している漫画。
     表現力と観察眼があるから、独りよがりさも伝わってくるわけで、彼らはこういう思考回路なのか、と
     判るので良作だと思うのだが、別の病んだ人がレビューでいちゃもんをつけているのも興味深い。

なまいきざかり。 ミユキ蜜蜂
     バスケ部のマネージャーと1年生の選手とのユルーい高校生恋愛物。
     マネージャーに男気(?)があるので、コミカルでさわやかに読むことができる。

不能犯 
宮月新 神崎裕也
     微妙。絵は悪くないのだが、大げさな割に毎回トリックも同じで、ネタが弱い。
     一話、二話ならいいが、同じ話のアレンジを続けられては、すぐに飽きる。

重版出来 
松田奈緒子
     これはいい! 漫画家や小説家の額や者はどちらかというと嫌いなのだが、これは面白い。
     面白さと出版会の情報と、体育会系のような熱さが全部入れ込んである。(過重労働だけ心配かも)
     テレビドラマになっているらしいが、これをうまく作ったら実に楽しいと思う。

金の国 水の国 
岩本ナオ
     この漫画もあたりだ。いや、絵本のようのほのぼのさ加減と、だが、ほのぼのだけでなく面白い。
     美人じゃないけどのんびり穏やかな姫様と、かっこよくないけど賢い男は、それだけで絵本だよね。
     続きを読みたくなる面白さです。
     
ケンガンアシュラ
 だろめおん 
     まあ、拳闘物というとこんなもんかな。今野敏が好きそうな設定だなあ、と思って読んだが、
     絵がいまいちだなあ。 
 
蟲師 
漆原友紀
     映画にもなっていたくらいなので、もっと華々しい漫画だと思っていたのだが、静かな妖怪もの。
     雰囲気が鬼太郎に似ているのかなあ。悪くはない。
 
ムショ医 佐藤智美
     刑務所の診察医の女医さんの話なので、コミカルなのかと思ったが、女子刑務所内のトラブルや、
     医療の限界を描いていくまじめな漫画だった。それほど面白くはないが。

モンタージュ 
渡辺潤
     漫画でも小説でも数多い「三億円事件の犯人は」的な話。巻き込まれ型クライムノベルと言うのかな。
     子供世代が巻き込まれて、反撃していく話。小説にしたほうがよさそうな内容。

銀盤騎士 小川彌生
     見かけはかっこよく、スケートのセンスも最高だが、訛が直らずメンタルも弱いスケート選手と、
     幼馴染でやり手編集者の主人公とのゆるい感じの恋愛もの。  もん吉、漢字・暖簾・愛って何だよ

ACCA13区監察課 オノ・ナツメ
     何気に鋼錬の大人版(ただし平和モード)みたいな世界観なのだが、
平和の中のちょっとした謎解き
     状態でありながら、面白い。いずれ大きな事件が起きるんだろうな、と、続きを読みたくなった。
     どことなく松本太陽に似ているこの人の漫画(とテーマ)が、私は好きなんだろうな、と、思う。

奈落の羊 
きづきあきら サトウナンキ
     自閉症からホームレスの女の子と、ネット配信で暮らして生きたい大学生のこじらせ恋愛もの。
     詰めも甘いし、何を言いたいのかわかんないし、もっと上手い漫画家じゃないと駄目なんでは?
 
地獄の教頭 
大沼良太
     ブラックなタイトルに反して、比較的普通な学校改革もの。教頭の手段が少し過激かな、という程度。

九泉之島 
東田裕介
     巫女さん系エロゲー? としか思えないのだが、ゲームにすらなっていない不安定なストーリー。
     島と怪しい言い伝えと、都会から来た少年という設定は、鉄板かもしれないが食傷気味。

暴力探偵 東田裕介
     九泉之島の話題も取ってつけたように混じっているが、こっちのほうがいいかな、エロゲーっぽさないし。
     ちびで馬鹿馬鹿しく強い高校生と、新任教師が学校の悪を退治する痛快な話。

魍魎の揺籠 三部けい
     あおり文句が文学的だが、話はシンプルで、ひっくり返った沈没船に閉じ込められた高校生が、
     殺人鬼たちと戦う話。ちょっとゾンビがはいってるのかも。

逃亡花 
香川まさひと   
     めっちゃ古い感じのする絵柄とストーリーだが、古い映画を見る感じでよいかも。  

デストロ246 
高橋慶太郎
     女子高生殺し屋が複数名出てきて殺しあったり助け合ったりする、という以外にどう説明していいのか。     ただでさえ紛らわしいのに、顔の描きわけが十分でない様子で、いまいち。

ヨルムンガルド 
高橋慶太郎
     武器商人と少年兵、武器商人の私設部隊の話。デストロ同様、大量に人が死に、
     主人公格に美少女を配置、ついでにこれも人の描きわけができていない。絵はきれいなのになあ。

トモちゃんはすごいブス 
森下裕美
     引きこもりニートのかわいいチコと、正体不明で世話焼きのトモちゃん、二人の女の話。
     ギャグもいまいちだし誰一人気に入らないキャラだったのに、読み続けさせる魅力は何なのだろう?


報道ギャングABSURD 
米原秀幸
     リストラされた大男と、その学生時代の友人が、危ない現場に潜入して衝撃映像を撮影する。
     絵が独特だが、普通に面白い話だった。

DRAGON SEEKERS 
米原秀幸 
     この人の絵には現代劇より、架空の時代劇のほうが良さそうだ。
     竜を追う盗賊団の話だが、彼らが行きずりの正義の味方みたいで、西部劇的に面白い。

感染教室 
BANMush 
     ゾンビもの。それ以上でも以下でもない。

オキテネムル 
連打一人
     話自体は高校生感染クリーチャーものの当たり障りのないホラーなのだが、
     クリーチャー形状が物体Ⅹ風で良いかも。 ただ、続きを読みたくなるほどではない。

信長協奏曲 
石井あゆみ
     タイムスリップする学生達は歴史に強くてついていけないことが多いのだが、信長になったサブローが
     歴史音痴なので、フォローが入っていて、私でも面白く読めた。 竹千代がかわいい。 3巻まで無料。

コタローは一人暮らし 
津村マミ
     アパートの隣に引っ越してきた、5歳児は、一人暮らしだという。やる気のない青年や、住人たちとの
     ちょっとした会話が、切ない。コメディの形を取ったヒューマンドラマ、と、思わないでもない。

この世界の片隅に 
こうの史代
      カエルさんが言ってた漫画これだな、と思いつつ読んでみた。戦争中であることを差し引いても、
     ほのぼのとした日常漫画。この漫画が原爆投下の時代まで進んでいくんだな、と思うと、心苦しい。

阿・吽 
おかざき真里
     最澄空海の話。おかざき真里は何を描いた人だっけ? 同人誌っぽいオリジナリティのある絵で……。
     「サプリ」を描いた人か。おしゃれ系なレディコミではわからなかったが(いや、こんなのも描くのかと
     驚いたが)、宗教っぽい感じのデビュー作をスピリッツで読んだかもしれない。   


サプリ おかざき真里
     
広告代理店で働くやり手女性だが、彼氏と別れ、友達も少ない、でも……というレディスコミック。
     がんばってる系女性の等身大ドラマになったが、わかる部分もあるが肩肘張りすぎてるかなあ、と。

ホタルノヒカリSP 
ひうらさとる
     女を捨てた干物女だった妻の、友人真空パックタイプのアイドルオタク、とんでもない設定なのに、
     オタクあるあるネタがふんだんに入っていて、この上なく面白い。「特撮ガガガ」みたいで好きです。

ホタルノヒカリ 
ひうらさとる
     女を捨てた干物女(ほたる)と、上司の恋愛感情のかけらもない同居生活と、
     彼女の(別の男との)恋愛の話。 続編のSPが面白かったから探したが、SPのほうが好きかも。
 
かくかくしかじか 
東村アキコ
     たぶん漫画家の、高校~大学の頃の話なのだと思う。 そこそこ有名な絵画受験塾に通って、
     美大を目指す女の子の話。塾講師である画家が、すごくリアルだと思ったら、実在の人物らしい。

ラブホの上野さん
 博士上野
     変なリアリティのある恋愛指南、というかラブホ誘導指南の漫画。
     絵がかわいらしいのでシュールさとのギャップがあってGood。

ワイルドライフ 藤崎聖人
     絶対音感を持っているものの、馬鹿高校の不良学生が野良犬を拾ったきっかけで獣医を目指し、
     世界的に名の知られている動物病院で働く話。キャラたちもいいし、話もストレートで非常に面白い。
     1-3巻では動物が死なないので、リアリティにかけるという意見は出るかも知れないが、私は好きだ。

東京タラレバ娘 東村アキコ
     ドラマになる漫画を片っ端からフリーアクセスにしてるのかな。これも今シーズンドラマ化されてた。
     33歳の独身女達と、飲み屋で知り合った人気モデルの青年の話。評判はいいがそこまで面白いかな。

うらめしや外伝かごめ 
魔木子
     レディースコミックの仲でも同人誌的で、下手な部類だった漫画家だが、その絵のままに完成して、
     ちゃんと読めるものを描くようになったんだなあ。話が古いけれど、それなりに読めた。

いたいけな瞳 
吉野朔実
     すごいんだよなあ、この人、感情の重箱の一番隅っこをつつくような、特殊で小さくて、
     でも切なくて他人が理解できる心理をついてくる。クールで残酷な人間を正面から描くのも素敵だ。

瞳子 
吉野朔実
     そういえばこの人、亡くなったんだよな。スピリッツ連載のとき、はじめ嫌な主人公だと思っていたのに、
     いつの間にか引き込まれていた。心理学を追求するような偏屈な印象があったのだが……
 
僕だけが知っている 
吉野朔実
     主人公が小学生だって、幼児だって、彼女の作品はこうなんだろう、と思う。
     展開がゆっくり過ぎてさすがに微妙かな。

水戸のお局 
あらいきよこ
     勧善懲悪OLドタバタもの。そういう分野があるかどうか知らないが、ドラマになりそうなネタではある。
     ただし、調査不足なのか経理用語がおかしいなど、変なところで冷めてしまう。

さよならソルシエ 
穂積
     表紙から森脇真末味と思って読み始めた。別人だったが取り上げるネタが憎い。
     ゴッホの弟が画家目指してたものの、兄貴の絵にほれ込んで画商してるとか、すごく好き。
     って、この人「うせもの宿」の人なのか。あれはかけらほども面白くなかったんだが。

神様の怨むすび  守月史貴
     ロリ顔巨乳JKたちのエロシーン満載の漫画だが、絵が綺麗でかわいいのでなんとなく許せてしまう。
     少女たちに、SEXした相手を消す(消える)呪いの力を授ける蛇
(くちなわ:正体は赤い縄)と、
     その縄で自殺したためにパシリにされた男の話。バカ話なのにどことなく切ないのはなぜなんだ。

刻刻 
堀尾省太
     古くからの言い伝え、謎のチカラ系のSFなんだが……わけわかんねぇ

ジャンヌ・ダルク 
柴秋尾
     実写に近いというか血みどろのジャンヌダルクということで、
ミラ・ ジョボヴィッチが出ていた映画に近い。
     もともとあまり興味がないテーマだから、可もなく不可もなく。

G戦場ヘブンズドア 
日本橋ヨヲコ
     楽屋オチっぽい話が嫌いで、だから小説家話題の小説や、漫画家の書く漫画家話が嫌いだ。
     が、漫画家を目指す高校生たちのこの話は、なんと面白いことか。すげえな、と思う。
     絵柄に新谷かおる島本和彦あたりの古いテイストを残しているように思うが、女の子は新鮮。

極東学園天国 日本橋ヨヲコ
     不良高校生たちの話なのだが、どこかでこの雰囲気、見た事があるぞ……って、作者をぐぐったら、
     「ハイスクール奇面組」を見て漫画家を目指したと出てきた。 うん、それっぽいです(笑)

マーダーライセンス牙&ブラックエンジェルス 
平松伸二 
     お~ 雪籐君、懐かしい。昔読んでいたなあ、と思うが、もうねた的に思いっきり古いな。
     牙と雪籐君まったく同じ顔してるのに、この組み合わせでよく描くなと、呆れていた漫画だった。  

少年の町ZF 
平野仁
     どこかで聞いて事のあるタイトルなのだが。ZFをゼットフラッグと読むことも知っているし。
     吸血鬼の話だっけ? と思って読み始めたが、吸血ものではあるもののUFOやらSFチックだった。

世界で一番、俺が○○ 
水城せとな
     『失恋ショコラティエ』の人だ。絵がきれいで可愛くて、せりふが辛辣で当たり前のはずの習慣をえぐる。
     三人の特徴ある幼馴染のうち、「一番不幸な奴の望みを叶える」、というファンタジー設定のなのに、
     幼馴染たちの悩みや不幸が、妙にリアルで、不思議なバランスの漫画。
     
血まみれスケバンチェーンソー 
三家本礼 
    デロンデロンのホラーを期待したのだが……中途半端な設定で、厚みもなく、読むんじゃなかった。

ハレ婚。 
NON
    少子化対策の一夫多妻制、ハーレム婚(略してハレ婚)を認めた田舎の自治体。 コメディっぽいのに
    いろいろ丁寧に設定してあって面白いが、途中から面白さ追求のせいで設定が崩れちゃったなあ。

僕たちがやりました 荒木光
    お笑い学園青春物かと思って読み始めたら、行き過ぎで爆発事件起こして逃亡生活云々、とな。
    話し自体悪くないんだろうけど、あまり好みではなかった。

マッシュルーム 小池ノクト
    製薬会社発、バイオホラーもので巻が進むととってつけたようなSF風味。
    なるほどそう来たか、という新鮮さはあったが、もうちょっと展開しても良かったんじゃないのかな。

この音とまれ! アミュー
    廃部寸前から持ち直す、高校筝曲部の話。すごくいい。お勧め漫画。
    筝職人、爪職人、筝の家元とその娘など、琴関係者が絡み、ただの高校生部活動以上の奥行きがある。
    運動部漫画じゃなくても、こんなにドラマチックなお話が作れるんだ、と、感動。

オメガトライブ 玉井雪雄
    スピリッツ連載中に読んでた。しばらくは、鬱々としているだけのつまらない漫画だったのだが、
    梶が出てきて思いっきり派手な展開に。ハキムも好きだったなあ。

オメガトライブキングダム 玉井雪雄
    これもスピリッツで連載してた、よね? ずっと面白く読んでいたはずだが、詳細は覚えていなかった。
    ラストシーンは、ハルの子供が出てきて、梶が総理になっていて、ってとこだったかな。
    
よるくも 漆原ミチ
    異世界貧民街なのだろうか。SFっぽくもあるし、ハートフル下町物語っぽくもあるが、よくわからん。

願ったり叶ったり 和久原にこ
    オフィス・ラブ・コメディなのだが、設定がばかばかしくて、最高。とぼけた感じが笑わせてくれる。
    絵も落ち着いているし、けっこう好き。

残響 高橋ツトム
    日本の若年世代の投げやり感と危うさ、若者らしさみたいなものを、それなりに描き出していると思う。
    銃や大金が手に入っても、苛立ちがなんら変わらない純文学風で、漫画でまで読みたくないなあ。

八雲立つ 樹なつみ
    なつかし~。樹なつみ、大好きでした。この話に関しては、日本史はほっとんどわからないくせに。

サツリクルート 吉宗
    これは……どうしたもんだろう。悪魔っ娘が魔法を使い、登場人物は近未来の世界で就職活動をする。
    面白くないこともないのだが、ターゲッティングが不明で人気が出るとは思えないなあ。

ぎんぎつね 落合さより
    1,2巻無料だったので読み始めたが、とても楽しく、面白い漫画だった。 狛犬(狐)の片割れと、
    神社の跡取りの娘のほのぼのとしたお話。毒がなくて、暖かかくて、いい漫画だと思う。

長閑の庭 アキヤマ香
    大学の初老のドイツ語教員と、大学院生のほのかな恋物語。大学アルアルな感じと、文系は違うなあ、
    という面と、女の子漫画としては良いが、おっさんが読んでその気になったら気持ち悪い、とかなんとか。
    文学作品でも、漫画でも、モテない男の妄想をかきたてちゃうのが多いからなあ

極道つぶし  佐々木拓丸 
    母親をやくざの抗争に巻き込まれて殺されてしまった娘と、やくざの父親に母親を殺された息子が、
    極道つぶしとなって復讐をする話。二人が暗くないのと、絵がきれいなので、なかなかよかった。

おせん真っ当を受け継ぎ繋ぐ きくち正太
    すべてにぶっ飛んでいる料亭の女将さんの話だが、料理なら何でもできてポリシーがはっきりして、
    と、引き込まれてしまう魅力がある。絵も独特で魅力的。

瑠璃と料理の大様と きくち正太 
    おせんの続編。ほんとにこの人料理が好きなんだろうな、と思うグルメ漫画。映像化はしにくいと思うが。

シマウマ 小幡文生
    やくざではない半ぐれっぽい連中の、バイオレンス暴力漫画。面白くなくはないが、続読するほどではない。

スキップビート 仲村佳樹
    ちょっと古いタイプの漫画だが、芸能界に入った少女が、成長していく話。コミカルで面白い部分と、
    ほっこりする部分とのバランスがいいが、5,6巻くらい読むとパターンが同じなので飽きてくる。

め組みの大吾 
曽田正人
    バレエ漫画の人だよね……こんな骨太キャラも描いてたんだ。 その後の作品群よりもシンプルでストレート。
    さくっとドラマになりそうで、そこそこ面白かった。

3月のライオン 羽海野チカ
    若い棋士の話。村山聖っぽいのも出てくるし、将棋漫画としては面白いんだけど、
    全体を流れるものがどことなく暗い。映画になったそうだが、映画向きなんだろうか……

PとJK 三次マキ
    映画になるから、無料になってるのかな。うんざりするほどさわやか系。面白くはないが、不快ではない。

びぼうず 桜井美音子
    美形でロックで型破りなお坊さん、なので『ファンシーダンス』的なものを思い浮かべていたのだが、
    これが骨太な刑事もので、小説並みに面白い。ちょっとお坊さんっぽいホラーも入ってるし。

東京喰種 石田スイ
    つまらなくはない。喰種(グール)でも人間でもない主人公が、きっちり悩んで自分に向かうので、
    ちゃんとした漫画になっている、と、思う。まあ、そのせいでありきたりといえばありきたりかも。

パパと親父のうちご飯 豊田悠
    いい感じの料理漫画。父親と子供の組み合わせ、二組が同居するのだが、世間の目は冷たい。 
    そんな偏見の中で、父親と子供たちが料理を覚えていくほのぼの漫画。作り方が簡単でうれしい。

ジンメン カトウタカヒロ
    人間の顔を持つようになった動物たちが、人間に襲い掛かる。かわいい絵柄なのだが、非常に怖い。

鹿楓堂よついろ日和 
清水 ユウ
    美形男子4人で和食&甘味店をやっている話で、普通に働いているような、占い師か探偵のような。
    絵と料理が綺麗。お茶もおいしそう。話も毒がなくてすっきり。

壊れた脳生存する知 
成瀬涼子 山田規畝子
    これはなかなかきつい。原作者がどういう立場で書いたのかわからないが、医者が脳溢血から
    記憶障害、認知障害になって苦しむ話しだが、リアリティが半端ない。

ビリオンドッグス  金城宗幸芹沢直樹
    俺たちがやりました、と、どことなく雰囲気が似ていると思ったら、原作者が一緒だったようだ。
    やくざとつるんでいる市長を父親に持つ生徒会長と、その親友が、彼らの裏金を盗み出そうとする話。

アンダーヒーロー 高田りえ
    プロ意識を持つアシスタントと、その彼氏であるやり手編集者、天才だけど人でなしで何もできない、
    でも、憎めない人気漫画家の三角関係を含んだ(?)コメディ。主人公のアシスタントが
    さっぱりしてて感じがいいので、楽屋落ちでない、雰囲気のよい漫画になっている。

すっくと狐 & 新すっくと狐  吉川うたた
    絵が古いというか、書かれた時代が古いのだと思うが、猿飛や鬼面組風のかわいらしい絵。
    黒狐と女子高生が妖怪類と戦う話をコメディ風に、といったところ。玄狐が美形♪

青楼オペラ 桜小路かのこ
    遊郭&花魁ものだが、よくある悲しさや苦しさを前面に押し出したものではなく、さわやかな少女マンガ。

ミスミソウ 押切蓮介
    都会から、廃校の決まった田舎の中学へ転向した少女に対する、教師・生徒による桁外れのイジメ。
    そのせいで家族まで焼き殺され、少女は復讐をはじめる。……話はどっぷり暗く、絵はド下手。

煉獄に笑う 唐々煙
    信長や秀吉が出てきてるっぽい。主人公は石田なんとか? 髑髏鬼灯=銃を追って巻き込まれる話。
    唐々煙の絵は好きなのだが、歴史だと何も残らないし、なんだかなあ。

KATANA かまたきみこ
    どこがどういうわけでもないが、こういう職人の出てくる漫画は好きだ。刀鍛冶の跡取りという設定も、
    その特異体質も、うまい具合に話に入れ込んでいると思う。刀がみんなかわいいのもいいな♪

BLACK BIRD 桜小路かのこ
    ブラックバードはそのままカラスの妖怪みたいな…… まあ、どうでもいいような学園物。
    うまく描けばそれなりに面白くなりそうなのだが、これでは登場人物たちの心もよくわからんな。

恐之本 高港基資
    世にも不思議な物語、ホラーバージョンと言ったところ。1980年代の絵なのかな? 可愛らしいかも。

GREEN WORLDZ 大沢祐輔
    東京都植物ホラーもの。地下鉄にいて助かった少数の人たちのサバイバルものだが、
    それ以上でも以下でもない。パターン化したものそのもので、いまいちかも。

迷子、かもしれない 奈々巻かなこ
    天国でも地獄でもあの世でもこの世でもない町で、地図と地図をつなぐことのできる地図屋。
    何がどうというわけではないし、ファンタジーと言い切ることもできないのだが、なかなかよかった。
    何がいいって、昔の傷や、特別な生まれや、という大仰な裏設定を作らないのが潔くて好き。

公開処刑 
小川マリモ
    あまりにもくだらなくて、あまりにもつまらない。40年位前に、筒井康孝が思いついたネタじゃね?

DAYS 
安田剛士
    ほのぼのサッカー漫画。天才で美形のサブと、運動音痴の主人公の組み合わせで、シュールさのない
    「黄昏のクライフイズム」みたいな感じになっているが、悪くない。

ヒトクイ 
MITA 太田羊羹
    単なる異世界サバイバルものかと思ったが、主人公が根っからひねくれていてずる賢いやつなので
    つい読み進んでしまった。悪いことはしていても根が善良なのが漫画の主人公だが、その正反対をいく。
    読み進むうち、内容が変わってきているようにも思うが、面白いからいいか。

ヒト喰い
 MITA 太田羊羹
    同じ設定で、登場人物たちが少々異なる。というか、前作とやわらかくリンクしているっぽい。
    ヒトクイ世界が、こちらの方がわかりやすい。 と、しっかり読み込んでしまっているのは面白いからかな。
 

ゼイチョー 
慎結
    新人・美人の税務職員の話。甘くなりすぎず、シビアになりすぎず、なかなかよいヒューマンドラマだが、
    その分少し魅力に欠けるかなあ。ドラマ向きな感じはする。

当て屋の椿 
川下寛次
    思いっきりエロい絵の時代物(春画家と女探偵)なのだが、どんなシーンを描いてもコミカルでかわいい。
    言葉遊びがハイブロウで、探偵役の椿も賢くて、駄洒落といいつつ格調高い。お勧め。

エンジェルトランペット 
赤石路代
    美少女小学生、特殊能力SF逃亡もの。とにかく絵が古くて話も古い。ここまで古いと同人誌的でもある。
    丁寧に書かれているのはわかるだけに、なんだかなあ。

もののがたり オニグンソウ
   付喪神付喪神のバトル物語。 ハンターとそれを助ける周囲のアットホームな物語。
   よくあるというよりは、ありすぎる話―― 悪いところはないのだが、ありふれすぎてて魅力がないかも。

薬師寺涼子の怪奇事件簿 田中芳樹 垣野内成美
   すごく景気のいい漫画で、すごく楽しんで描いているということはわかるのだが、なんとなく自己完結。
   これが好きな人もいたのではないかと思うが、ドタバタが過ぎて古い印象なのは否めない。

嫁vs姑DX版 阪口ナオミ
   何で読み始めたのかわからないが、嫁と姑のボディが入れ替わる話で、むちゃくちゃ面白かった。
   中身が軽いわけではないし、ちぐはぐだった家族が仲が悪い中でも協調していくのがいい感じ。