(大阪)この世も名残……で、悪を討つ
昔一緒に働いていた秘書さんに会う。
東京の職場で知り合ったものの、京都生まれで、現在も京都在住の人だ。
大阪は日帰り圏になりつつあるものの、関西で会議があるたびに、呼び出して付き合ってもらっている。
今回は大阪に疎い私を、【お初天神】 まで案内してくれた。
お初というのは【曽根崎心中】のヒロインで、縁結びの神様のようだ。
悲恋で自害したからには、そこを通るカップルを呪ったり、別れさせちゃう地縛霊になったり、と、
そっちに働いてもぜんぜんおかしくないのに、
それをおして他人の幸せをかなえる縁結びの神様になるなんて、なんと心の広い霊、いや神様なんだろう。
だから、ビルの中に組み込まれていることくらい、ぜんぜん怒らないのではないか、と、思う。
何を間違ったか、私は人形浄瑠璃が好きだった時期がある。
あの仄暗い感じの舞台屋、念仏のように聞き取れない謡にアジアの魅力を感じたのかもしれない。
♪ この世の名残り、夜も名残り。
死に行く身をたとふれば、
あだしが原の道の霜、一足づつに消えて行く、夢の夢こそ哀れなれ。
♪ あれ数ふれば暁の、七つの時が六つ鳴りて、
残る一つが今生の、鐘の響きの聞き納め。
寂滅為楽と響くなり♪
ストーリーをほとんど知らないまま、この辺まで暗唱 (&脳内映像化) している。
そのあとで梅田の川をかささぎの川(天の川)と見立ててどうこうというくだりがあったから、
入水自殺したのだと思っていたのだが、違うのだね。
刃物で自害した、と、ここで始めて知った。
ただ気づくと、♪この世に悪がある限り――とか、♪正義の鉄槌を受けてみよ――とか、
♪星から星に泣く人の涙背負って宇宙の始末
……となっているのは、いったいどうしたものなのか。、
たぶん正義の味方系の特撮やアニメのあおり文句も、同じように七五調で調子が良くて、
私の中で区別がついていないからだと思うのだ
せっかくの大阪なので、お好み焼きを食べに行く。
彼女と一緒の食事がおいしいのは、たぶん私としては珍しい女子トークのせいだと思うのだが、
彼女もそれなりに職場でのストレスがたまっているようで、
笑い話のように話してはいるが、大変なんだろうな、と、思う。
麺の割合がとても低い、野菜たくさんの焼きそば。
広島風のお好み焼きも大阪風のお好み焼きもあったようだが、
せっかく大阪なので、大阪風のお好み焼きを注文した。
店員さんが、カフェラテの模様のように、マヨネーズとフライ返しみたいな道具で、模様を描いてくれた。
美味しかったけど、辛いよぉ。
食べた量は十分だったのだが、そういうわけで次はケーキを食べにはしごする。
大阪なんだけど、神戸にしむら珈琲店。こちらは私でも名前を知っている有名店だ。
一見、ミートパイ? みたいな見掛けだが、これはリンゴケーキ。
【アプフェルシュトゥルーデル】って、言語的にドイツ菓子だと思っていたのだが、
ウィーンですってよ…… 生クリームの甘さと組み合わせてちょうど良い感じで美味。
ウエイターコスチュームのウエイターさんが、カコンとシュガーポットを開けていくのも
古きよき時代(?)の高級店みたいで良かった。 (取っ手に引っ掛けられるんだね、ポットの蓋)
そういえば友人に、ネイルをしているのは珍しいねえ、と言われた。
実験の邪魔になる(エタノールで剥がれ、不純物となってピンセットに残る)ので、
実験予定の組まれている前後にはしないが、もともとネイルは大好きだ。
日帰りや一泊の出張時にはしていないが、今月は学会出張が続いたから、塗ったのだった。
爪が伸びていないので、シンプルなカラーとシールだけだが、紫がピンクに見えてしまうのは肌色のせいか。
なお、京都の友人にはいろいろと面白いものをいただいた。
(よくわからない京野菜以来、たいていは驚かない)
ご自宅に柑橘系の植物が多いそうで、それで作ったマーマレードや砂糖煮(コンポート?)をいただいた。
食べ方が間違っているかもしれないが、熱湯を注いでホットレモレード風。
とても美味でした。 ご馳走様♪
東京の職場で知り合ったものの、京都生まれで、現在も京都在住の人だ。
大阪は日帰り圏になりつつあるものの、関西で会議があるたびに、呼び出して付き合ってもらっている。
今回は大阪に疎い私を、【お初天神】 まで案内してくれた。
お初というのは【曽根崎心中】のヒロインで、縁結びの神様のようだ。
悲恋で自害したからには、そこを通るカップルを呪ったり、別れさせちゃう地縛霊になったり、と、
そっちに働いてもぜんぜんおかしくないのに、
それをおして他人の幸せをかなえる縁結びの神様になるなんて、なんと心の広い霊、いや神様なんだろう。
だから、ビルの中に組み込まれていることくらい、ぜんぜん怒らないのではないか、と、思う。
何を間違ったか、私は人形浄瑠璃が好きだった時期がある。
あの仄暗い感じの舞台屋、念仏のように聞き取れない謡にアジアの魅力を感じたのかもしれない。
♪ この世の名残り、夜も名残り。
死に行く身をたとふれば、
あだしが原の道の霜、一足づつに消えて行く、夢の夢こそ哀れなれ。
♪ あれ数ふれば暁の、七つの時が六つ鳴りて、
残る一つが今生の、鐘の響きの聞き納め。
寂滅為楽と響くなり♪
ストーリーをほとんど知らないまま、この辺まで暗唱 (&脳内映像化) している。
そのあとで梅田の川をかささぎの川(天の川)と見立ててどうこうというくだりがあったから、
入水自殺したのだと思っていたのだが、違うのだね。
刃物で自害した、と、ここで始めて知った。
ただ気づくと、♪この世に悪がある限り――とか、♪正義の鉄槌を受けてみよ――とか、
♪星から星に泣く人の涙背負って宇宙の始末
……となっているのは、いったいどうしたものなのか。、
たぶん正義の味方系の特撮やアニメのあおり文句も、同じように七五調で調子が良くて、
私の中で区別がついていないからだと思うのだ
せっかくの大阪なので、お好み焼きを食べに行く。
彼女と一緒の食事がおいしいのは、たぶん私としては珍しい女子トークのせいだと思うのだが、
彼女もそれなりに職場でのストレスがたまっているようで、
笑い話のように話してはいるが、大変なんだろうな、と、思う。
麺の割合がとても低い、野菜たくさんの焼きそば。
広島風のお好み焼きも大阪風のお好み焼きもあったようだが、
せっかく大阪なので、大阪風のお好み焼きを注文した。
店員さんが、カフェラテの模様のように、マヨネーズとフライ返しみたいな道具で、模様を描いてくれた。
美味しかったけど、辛いよぉ。
食べた量は十分だったのだが、そういうわけで次はケーキを食べにはしごする。
大阪なんだけど、神戸にしむら珈琲店。こちらは私でも名前を知っている有名店だ。
一見、ミートパイ? みたいな見掛けだが、これはリンゴケーキ。
【アプフェルシュトゥルーデル】って、言語的にドイツ菓子だと思っていたのだが、
ウィーンですってよ…… 生クリームの甘さと組み合わせてちょうど良い感じで美味。
ウエイターコスチュームのウエイターさんが、カコンとシュガーポットを開けていくのも
古きよき時代(?)の高級店みたいで良かった。 (取っ手に引っ掛けられるんだね、ポットの蓋)
そういえば友人に、ネイルをしているのは珍しいねえ、と言われた。
実験の邪魔になる(エタノールで剥がれ、不純物となってピンセットに残る)ので、
実験予定の組まれている前後にはしないが、もともとネイルは大好きだ。
日帰りや一泊の出張時にはしていないが、今月は学会出張が続いたから、塗ったのだった。
爪が伸びていないので、シンプルなカラーとシールだけだが、紫がピンクに見えてしまうのは肌色のせいか。
なお、京都の友人にはいろいろと面白いものをいただいた。
(よくわからない京野菜以来、たいていは驚かない)
ご自宅に柑橘系の植物が多いそうで、それで作ったマーマレードや砂糖煮(コンポート?)をいただいた。
食べ方が間違っているかもしれないが、熱湯を注いでホットレモレード風。
とても美味でした。 ご馳走様♪