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読書録 漫画に埋もれる日々 web漫画ワンポイントレビュー(順次書き足し)

webの無料漫画を読むことがあるのだが、せっかくなので3行レビュー
タイトルは、以前ブロ友さんのHPで使われていた【書庫名】をパクらせていただいています。
第一弾は、こちらです。 http://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/40204452.html
そして第2弾はこちら。 https://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/40329093.html


ウロボロス―警察ヲ裁クハ我ニアリ― 神崎裕也
   おもしろい。テレビドラマにもなってる奴だと思うけど、半端なく面白い。目の前で殺された女教師の復讐の
   ために、刑事と暴力団になった二人の子供が、その協力関係を使って、悪を、警察を裁いていく・・・・・・

月の子 MOON CHILD 清水玲子
   絵はかわいらしいし、話もコミカルで面白くなくはないが、話の運びがいかんともしがたく古い。
   ダンサーと恋愛と宇宙人ものなのだが、突っ込みどころがありすぎて、絵の綺麗さだけでは凌駕できない。

サラディナーサ  河惣益巳
   スペイン、ポルトガル、イギリスがしのぎを削る中世ヨーロッパで、海賊の娘のサラディナーサが
   無敵の艦隊を率いて成長していく話。この人、デビュー作の頃からぜんぜん絵が成長しないんだよな。
   相変わらず古臭くど下手な絵と、軽いようで精密な、考え抜かれたストーリー展開が懐かしい。

   あ。この主人公同世代だ。上記2作品と同様、30年近く昔の作品なのだが、
   主人公の年齢を少しシフトさせれば、あまり違和感はないかなあ。他愛のない新婚話。

徒然チルドレン 若林稔弥
   ほのぼの4コマ。いろんな意味で現役高校生に近い人なんじゃないかと思う。
   深刻なこととバカバカしいこと、ほんわかすることが交互にくるこの感じが、適度にリアル。

究極超人 あ~る ゆうきまさみ
   懐かしい。大好きだった作品。当時は彼の絵はとてもスタイリッシュだと思っていたのだが、
   今見ると(下手ではないものの)シンプルだし、同じ系統の漫画が増えているせいでありきたりに見えるが
   当時はとても新しかったし、「ナンセンスギャグのユルイ学園もの」を確立した人でもあると思う。

トモグイ~人間狩り~ 金沢伸明 RAZEN
   微妙に古い学園もの。絵や設定ではなく話が古臭い。バトルですらないが、大量に簡単に人が死ぬ。
   なんだかなあ。原作付きらしいけど。

潔癖男子!青山くん 坂本拓
   サッカーは二の次のおふざけサッカー漫画、いや、清掃漫画か。シュールで楽しい。

キリングバイツ 隅田かずあさ 村田真哉
   改造獣人間バトルもの。誰が何のためにたたかっているのかわからないし、
   どういう科学技術が横行している世界なのかなぞだが、女の子たちは可愛い。

町田くんの世界 安藤ゆき
   なんというか、これはすごい。ほのぼの系学園漫画のようだが、色々クールな案件(?)含みで面白い。
   でも、まあ、町田くんの性格はアスペルガーっぽい気もするな、いい意味で。
   高橋しんの『いいひと』に似ていなくもない。

国民的アイドルが弟になったら ただまなみ GSST
   30年位前の少女マンガ風。今この内容でいいのか? 親の再婚で家族になったが、弟は表の顔とは
   違って、、、毎日ワクワク――と、どうでもいい話のステロタイプ漫画。

A.【アンサー】 星川ハチ
   かわいらしい絵とかわいらしい学園ものだけど、ほのぼの系じゃないのね。
   記憶をなくした女子高生が、自分の周囲との関係を調査・再確認していく純文学っぽい漫画。

忍びの国 和田竜 坂ノ睦
   和田竜原作の漫画は面白い。「村上海賊の娘」にしても「のぼうの城」にしても。これは伊賀攻めの話。
   その割に原作は読めないのだが、この漫画家の絵、時代小説に良く似合うなあ。

黒子のバスケ 藤巻忠俊
   懐かしい。とは言いつつアニメの記憶のほうが強いのだが、火神はこんなとんがったキャラだっけ?
   アニメになってヌーボーとした感じになったのだな。良くも悪くも黒子はまったく変わらない。

BABEL 木下半太,井上紀良
   井上紀良って、マッドブル蘭丸の人か……この話は絵柄は古いんだけど、同じ作家ということはわかる。
   テレテンポレーションでテロを回避する話は、SFとしてありがちだけどストレートに描かれると面白い。

夜王 倉科遼 井上紀良
   井上紀良つながりで。なんかよく似た漫画読んだことあるなあ、と思ったら、同じ原作者の『帝王』だった。
   ホストクラブで、容姿やスマートさはそれほどでもない、だけど真心のある青年が成功していく話。

ULTRAMAN 清水栄一 下口智裕 円谷プロ
   う……絵が上手すぎ。漫画の面白みがないくらいに絵が上手い。
   安彦良和風というか、デッサンの狂いがまったくないのは、作画がアニメーター上がりなのかな。
   話もそれなりに面白い。ウルトラマンの遺伝子が、ハヤタの中に残って、息子に継がれて、という――

紺田照の合法レシピ 馬田イスケ
   とてもばかばかしくて、料理はおいしそうで、紺田のモノローグがとても面白い。
   でも、高校生には見えないなあ(苦笑) 後に残らないけど、好きな漫画かもしれない。

無職強制収容所 
鎌倉敦史 昭伶
   特に可もなく不可もなく。変な組織が管理する変な未来の話、ありふれていて暴力的でなんだかなあ、と。 

走馬灯株式会社 菅原敬太 
   人が死ぬ前に見るという人生の走馬灯。死にたくなった人にそれをDVDで見せる会社。
   妻子が死んでしまった殺人者とか、集団自殺志願者とか、猫とか。どれも考えさせられる話だった。

ハカイジュウ 本田真吾
   異世界からやってきた不思議な生物パニックもの、高校生が集団で逃げ回るよくあるパターン。
   しかし、不良よりも体育教師がパニクったり周囲を危険に晒すのは、この手の漫画の王道だね。

BEASTARS  板垣巴留
   第一印象、すっげぇ絵うまいな。第二印象、この絵、読み難っ。第三印象……ハマったかも。
   肉食動物と草食動物が混在している学園の、演劇部の話。動物の虚しさ苦しさもあって不思議な世界観。

D.Gray-man 星野桂
   絵も雰囲気もトーンも、ものすごく鋼錬っぽい……アシスタント出身とかかなあ。
   エクソシストとAKUMAという魂を復元させて作る武器の対決の話。2,3巻を読むほどの魅力はないかな。

復讐ノ檻  奈樫マユミ
   元親友だったクラスメートに自殺させられた女の子の復讐もの。ありきたりではあるが、死後の復讐
   というのが幾分新しいか。力にならなかった教師の魂を追い出して、体を乗っ取って復讐を始める。
   この痛快感は好きかも。もっとやれ、と思って読んでいたし、好きな子供は多いんじゃないかと思う。

※注 人間削除 宇月あい
   面白いタイトルだが、これなら一覧表でいつも一番初めに並ぶなあ。人を消す特殊能力を持っている
   神社出身のサラリーマンが、ごくごく近い周辺にその能力を使い倒す―――少々ダルイ話。

累(かさね) 松浦だるま
   美しい女優の娘なのに、醜い少女が、母親の形見の口紅で他人の顔を奪って(キスで顔が入れ替わる)、
   すばらしい演技力で舞台を成功させていく。なんか色々ゾワゾワする、面白い漫画。

予知視  滝智次朗
   ホンの少し先の未来が読める男が、それを利用して飲み会でお持ち帰りをするのだが―――
   色々と、キャラクターにものすごく不快感がある。そういう狙いもいいのだが、不快なだけで面白くないなあ。

ホクサイと飯さえあれば 鈴木小波
   縫いぐるみのホクサイをつれて一人暮らしをはじめる女の子の、チープで美味しそうな料理漫画。
   幸せボンビーガール(TV番組)を思い出すというと分かりやすいだろうか。
   
マホロミ  冬目景
   スピリッツで不定期連載しているのを愛読してる。建築家志望の青年と、親の知り合いっぽい不思議な女の
   ゆるーい交流の話。少しファンタジー。なんというか絵がものすごく好き。美大生っぽい独特のノリも好き。
   
HEADS(ヘッズ)  間瀬元朗 東野圭吾
   あ、この原作昔読んだなあ、脳移植で性格が変わる(移植された側の)恐怖を描いていた「変身」。
   面白いネタだと思いつつそれきりだったが、漫画になると結構いいな。 (原作にとても忠実です……)

七帝柔道記  増田俊也 一丸
   これも連載中に読んでた。一丸の絵がかわいらしくて好きなので。北大柔道部の話だが、運動部の
   理不尽さをいやだなあ、と思いつつ、話の持っていきかたでつい、ほのぼのと読んでしまった。

お礼は見てのお帰り 石川優吾
   バブル期の漫画なのかな。ボディコンワンレンのお姉ちゃん(婦人警官>>のちに女刑事)が、気風のよさで
   揉め事を解決していくコメディ。ばかばかしくって面白かった。

VSルパン さいとうちほ モーリス・ルブラン ←この原案のルブラン、書く必要があるのか??
   そういえば、ありそうでなかったんだな、こういうルパン物。ルパン三世が偉大すぎるせいか?
   現役ルパンを美形の兄ちゃんにしておいたら、こういうお話になるだろうな、という典型。悪くない。

白暮のクロニクル ゆうきまさみ
   敬愛するゆうきまさみ氏の白暮のクロニクル、連載中に何度も引用してんのに漫画感想はなかったのか。
   オキナガと呼ばれる、不老不死の吸血鬼と、殺人事件を絡めた話。相変わらず、性愛要素要素皆無。
   雪村はかっこいいのにチビで(中身が)爺さんで行動があ~るみたいだし、最高でした。

向ヒ兎堂日記 鷹野久
   古本屋、妖怪、適度に切なくて適度にアットホーム適度にどたばた。よくあるパターンで悪くはないのだ。
   絵も達筆で好きなタイプだし、クロニクルの次に読むのでなければもっと好印象だったかも。

BANANA FISH  吉田秋生
   吉田秋生は小説家になるべきだったんじゃないかと思うんだ。エンターテイメントになりうる私小説風。
   ベトナム浅草寺に合成されたLSD以上の麻薬バナナフィッシュをめぐる、ギャングたちの話なのだが、
   複線いっぱい、対立組織複数で、よくまとめてるなあ、と、いつも思う。

スズキさんはただ静かに暮らしたい 佐藤洋寿
   目撃者であるだけで、父を殺され、母を殺された少年と、偶然隣に住む殺し屋の女性のはなし。
   バナナフィッシュの後だと単純だが、絵はきれいだし、悪くないんじゃないかと思う。

   歌劇団の全寮制学校の女の子たちの話。ライバル意識や友情、ちょうどいい感じにリアルに切ない。

おひとりさま出産 七尾ゆず
   以前はじめのちょっとだけ呼んだ気がする。世の中や親世代の先入観や世間体、非論理的な押し付けを
   しつつ責任は取らない、それでも憎めない周囲の人と、大変さを「そうそう」と思いながら読んだ。

恐ろし語り
 楠桂
   あらまあ。昔の知り合い楠桂さん、ステロタイプとはいえ、土着ものの禍々しさを描くの、うまいよなあ。

ツレがうつになりまして 細川貂々
   やり手のサラリーマンだった夫が、うつになって、それに接する漫画家の奥さんの話。
   欝や、その対応話題に寄り添いすぎず、突き放しすぎず、今まで見た中で一番ぴんと来るかもしれない。
   タフな人が鬱になって働けなくなるのは、運動選手の疲労骨折のようなもので、
   直るまでトレーニングをしてはいけないのかもしれないし、治癒のさせ方で再発するのかも、と思った。 

おとなりコンプレックス 野々村朔
   男っぽい女子と、美少女のようにかわいい男子の幼馴染という、使い古された設定だが、
   絵がきれいなのと、男女とも性格がストレートなので、晴れやかに笑って読んでいられる。

雷神とリーマン RENA
   おっさんBL、しかも絵がイマイチでキャラの区別がつきにくいのだが、ほのぼのした話の中に、
   神様なりの正義や大村(リーマン)との性愛ではない愛みたいなのもあって、なかなかよかったと思う。
   もうちょっと絵が上手けりゃなあ……

蜜夜婚~付喪神の嫁御寮~   大海とむ
   目立たない女の子のシンデレラもの。相手が狐だったり妖怪だったりも良くあるんだが、これは付喪神

ライフ2 ギバーテイカー
 すえのぶけいこ
   子供のころ、猟奇殺人鬼の美少年に妹を殺された女刑事が、刑期を終えて出てきた少年と対決。
   何でもいいが、ページあたりの話の進みが遅い。

無限の住人
 沙村広明
   ああ、これ、キム夕ク主演で映画になったやつか。面白くなくはないけど、よく映画化する気になったなあ。

ドメスティック 坂辺周一
   義父に性的虐待され母親にも信じてもらえず、唯一かばってくれたのは隣人宅の母娘。
   成長し、隣人に再会した少女は、ゆがんだ嫉妬心から元隣人に罠を仕掛ける―― 昼ドラ風。

輝夜姫  清水玲子
   宇宙人かぐや姫&生贄の子供たち。スティーブンキングのトウモロコシ畑風だったのが、巻を追うごとに
   SF国際問題風に変わっていく。悪くはないし面白いが、臓器提供用クローンの設定はありきたりかな。

月の子 MOON CHILD  清水玲子
   清水玲子つながり。売れないダンサー青年と、彼が拾った記憶喪失の少年。一転増殖を願う宇宙人もの。
   前に読んだかなあ…… はずれではないけど、夢中になるほどではないレベルの漫画。
   ああそうか、この人の作品群って、樹なつみにどことなく似てるんだな。

   おお、最後まで読めるようになってる。気の強い女の子ばかりだけど、結構この話は好き。

   秘書さんと若い実業家のハーレクイン物語かと思っていたら、まさかの吸血鬼もの。
   秘書さんの開き直りが快感で、しかも底意地の悪い人や気持ち悪い感情は出てこなくてすっきり読めた。

傘寿まり子 おざわゆき
   自分の家なのに立場がない、80歳の小説家が家出をし、拾った猫とともにたくましく(?)生きようとする話。

警視庁抜刀課 
斎藤岬
   絵はきれいだけど、同人誌臭がするというか、プロの作品という感じはしないなあ。

織田シナモン信長
 
目黒川うな
   何だこれ、と思いながらも、生まれかわって犬になった戦国武将たちがかわいらしくも面白おかしい。
   ただ、戦国生まれ変わりものはよくあるので、ちょっと読むと飽きる。

100万人の数学変格活用 内田美奈子
   昔大好きだった。 高校の数学の先生とその生徒たちの話。ちょっと超能力者だったりなんかして。
   ただ、今読むと、高校生たちが今の大学生よりも悩んだり大人だったりして、少々違和感がある。
   読んだとき中学生だったもんな。高校生も大学生も大人だったんだよ。

魔王の秘書 鴨鍋かもつ
  魔王の奴隷となるべく人間界からさらわれたはずのやり手秘書。やり手過ぎて魔王を振り回して
  人間を根絶やしにしようとする(?)クールで無表情の秘書がかわいくて好きだ。

トレース 科捜研法医研究員の追想  古賀慶 
  科捜研のリアルな実情に、一家殺人事件被害者の生き残りの青年医師を混ぜ込んだ話。
  ありがちな設定だとは思うが、なかなか面白い。続きは気になるしテレビドラマ化などしやすそうだ。
  (研究機関の実態が妙にリアルだと思ったら、
漫画家は元科学捜査官らしい。ふうん)

奇少物件100LDK 岡田伸一 九里もなか   
  なんだかなあ、クイズものなのだが、あまりにもつまらなくて途中で読むのをやめた。

花のO-ENステップ 秋里和国
  内田美奈子と並んで大好きだった秋里和国、これも高校生の頃か。読み返したらほとんど覚えていたけど、
  絵柄が細野不ニ彦だな、と思うのは、彼がこの時代の絵柄をキープしてるってことなんだろうな。
  男前の女子高生と、下級生男子二人のほのぼの系(あまり毒のない)の応援団物語だった。

うにばーしてぃboys 細野不二彦
  思い出しちゃったんでついでに。
さすがの猿飛 あどりぶシネ倶楽部GU-GUガンモも大好きだけど、
  代表はこれか。現役同世代にぎゅんぎゅんくる漫画だったと思う。
  もちろん、その後の
ギャラリーフェイクダブル・フェイスも愛読してました。

夜見の国から 
池辺かつみ  
  なんというか、登場人物全員が最高級の気持ち悪さ。戦争中の、性風俗の乱れまくった田舎の町で、
  病気で徴兵にも取られず苛められまくっていた青年が、よりいっそう壊れて殺人を犯すまでの話。