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映画鑑賞録 『ネクスト』

今日の午後ロード。
金曜日はニコラス・ケイジと、特集がどんどん個性的になっているきらいはあるが、
ニコラス・ケイジが不自由な超能力者になってがんばる 『ネクスト』。
ちょうど10年位前の映画ですね。

イメージ 1

    ラスベガスの小さなクラブでマジシャンをしているクリス(ケイジ)は、未来を予知する能力を隠し持っていた。
    一方、ロサンゼルスのどこかに核爆弾が仕掛けられ、アメリカ全体が2時間以内に壊滅する危機にさらされる。
    FBIのカリーはクリスに協力を依頼するが、彼が予見できるのは自分の身の回りに起こるほんの2分先の未来で……。
                                                         (シネマテゥデイよりあらすじ)

冒頭から、2分だけの予知能力を最大限利用して追跡を振り切る様子は、ものすごく痛快。
後半の、テロリストのトラップを回避していく様子も、とても面白かったと思う。
このあたり、ボーンシリーズの凄腕スパイにも似ていると思う。

予知した未来でキスをして、(キスをする前に)満足してしまったり、
かっこよくけんかの相手をいなしても駄目なので、あえて殴られるのを選んだり、
微妙にお笑いシーンもあって、しかもそれが本筋を邪魔することもなくて、悪くなかった。

ただね……あらすじや上の画像から想像するような、テロと戦うシーンなんて、最後のほんの10~15分で、
それまではひたすら小さな幸せを求めて、彼女と仲良くなることを目指して予知を繰り返し、
FBIに巻き込まれないように逃げ回るだけの映画なんだけども。
むしろ、ニコラス・ケイジ、便利だ~ ドラえもん風に便利だ~
こんなにいい人でしかも便利だったら、警察に配備したらいいんじゃないか、と、笑いながら観ていられる。

ラストで、「おや、ディックっぽい」と思ったのだが、wikiを見たら原作フィリップ=K=ディックだったか。
ディックの映像化としては、ラストも、布石もうまくやっていたと思う。

そこはかとなくB級感が漂うものの、面白かったです。 お勧め。