映画鑑賞録『ザ・リング』

怖がりなくせにホラー好きのお抹茶BOYのために、
TSUTAYAで借りてきた映画、その第２弾なわけだけど。

本当は、貞子ちゃんの『リング』を借りてきてほしかったのに、
映画に興味のない父親が間違って借りてきた　『ザ・リング』―――
日本のリングのパクリというか、いや、リメイクで、きちんと見るのは初めてだったりする。


さて、恋人に殺されたり親に殺されたり、ひどい目にあったりして気の毒じゃないわけではないけど、
無差別に八つ当たりするのは良くないんじゃないかな、と思う、たぶん主人公である「悪霊（？）」と、
そのタイムリミットに追いかけられながら、逃げ切ろうとあがく人々の物語。

貞子ちゃん＝米名サマラが、幼くなったために、
被害者も、（日本では恋人同士だったのが）、お母さんと子供のパターンに変更。
わけも分からず死体を捜す＆掘り起こす羽目なるのは、これもまた原作と同じだけど、
米国版は井戸だってめっちゃめちゃデカい。

それから、謎解きすりゃあ呪いが消えると思うのが、米国映画らしい潔さで（←いや、私もそうなんだが）
でも、日本発の映画だからそうは行かないんだよな。
一件落着と信じ込んでいた家族のお父さんは、7日目に死んでしまい、残された母息子が必死に回避を考える。

最後の謎解きも、日本の『リング』を踏襲していて、呪いのビデオをコピーして一件落着、
そして続編につながる―――

全世界が……って、そんなことはないと思うよ。