ちょっと昔の映画鑑賞録 『SAW』

スプラッタ映画の最高峰のひとつと思っている　『SAW』　その第１弾。
これもTSUTAYA映画で借りてきました。

残念ながら文章の下手なノベライズを先に読んでしまった、という、不幸な映画なんだけども、
映画初見のとき（←TSUTAYAではないどこかでDVDを借りた記憶）は、
やっぱりうまいなあ、と思ったもん。

なんというかね、ほんっとうに無駄のない映画なんだよね。
撮影にお金がかかっているようにはまったく見えないし、舞台なんてバスルームがほとんどだし、
役者だってメインの二人だけを芸達者な役者に決めればいいワケで、
考えようによっては、舞台での上映に適してるのかも。

タイトル自体、ジグソーパズルみたいに、ひとつひとつの布石やヒントを入れていくのとか、
そもそもはじめにノコギリで足を切り落とす設定で、ノコギリのことをSAWというわけで。

ラストで、えええええ、こいつ、いつから動いてた？　
って見直したくなったし。
特等席っていえば一番の特等席だよね、そうか、ここにかかってくるのか……と。

続編を作ろうとしていたとしても、この程度の布石の残し方はかっこいいし、
刑事のかかわり方もなかなかクールだ。
このときの衝撃に比べると、続編はみんな、
「うん、なるほどね」という程度の感動しかないんだけど、
第１作に関しては、絶対にお勧め映画の一本です。