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読書録 漫画に埋もれる日々6 随時追加

web無料漫画は数々あれど、さすがに「まんが村」は摘発されましたね。

ほかにも、無料ページがほとんどだったり、どうして成立しているのかわからないサイトもあるわけで。
そういえば、入れ替わり立ち代り、無料映画のサイトも出てきますが、どこがまともで、どこが犯罪なのか
観はじめた時点でわかりにくいのが難です。
たとえば 『World War Z』 は、トレーラーを見ていたつもりで、はじめの30分位観ちゃったのでした。

主に無料漫画の1行感想、せめて好意的に感想を書いておこう。

命の足あと 遺品整理会社ヒューマンズ みきさえ
   身寄りがなく、欝気味だった女性が、あったことのない遠縁の遺品整理から、その会社に転職し、
   命の大切さや、人間関係の複雑さ・大切さを見直していくお話。正攻法でまじめだが、結構読める。

キボウノシマ 守靖ヒロヤ玉越博幸
   無人島&妖怪の少年エロ漫画。可もなく不可もなくといいたいけど、面白さもないので不可。

呪いの招待状 曽祢まさこ
   この漫画家の作品って、昔から顔の描きわけができてなくて苦手だったんだが。
   多重人格者ものらしいが、進みが遅くて途中で読むのをやめてしまった。

銀の匙 荒川弘
   親元にいたくなくて、進学校から農業高校に進んだ学生が、農家の子供に触れ合いつつ、成長していく話。
   鋼練とはまた違った方向性だけど、この人は本当に面白い漫画描くんだよな~

公開処刑 小川マリモ
   だからどーした……の、インターネット仲介型不思議物語。ネットで投票すると死に方指定で死んでしまう、
   という、変な法則の支配したサイトがあって、大学生の主人公が巻き込まれる。

中3 冬 逃亡中 ノレソレ
   ゆがんだ家族のかわいそうな中学生が爆発して犯罪に走る――というパターンを、同情的に描く、
   比較的良くある漫画。

地獄少女 永遠幸地獄少女プロジェクト
   話は悪くないんだけど、いくらなんでも、絵がね…… 頭蓋骨に眼球が入りきらないんじゃないかなあ。

闇に蠢く者M・J 小野双葉
   ホラー、なのかな。SAMの息子をモチーフにした、少年たちがクリーチャーに襲われていく物語。
   味のある絵で、なかなかいい感じのこま運びだが、ストーリーは単純かも。

新 霊能者緒方克己シリーズ 山本まゆり
   おお、緒方君大学生になったんだね。あまりディープにならない心霊現象やたたりと、それを浄化する
   少年の話で、まあ、手堅い漫画ではあると思う。

箱庭のソレイユ 川端志季
   うわあ、ゆるふわのかわいらしい絵柄で、ハードボイルドするのか……こいつは。
   殺人事件の被害者の弟と被害者の生徒だった女の子が、事件の真相を追う話。

お前は俺を殺す気か シギサワカヤ
   双子の美人と、激務のデザイン事務所ボスの不思議な話。エロいんだかエロくないんだかわからないが、
   下品ではないし、汚くもない。妙に心理学に突っ込んでいくようで、嵌る人は嵌るかも。

   やり手のデリヘルドライバーは、キャスターと見まごう美女で、で、辛らつで腕っ節も強い。
   女の子たちを守り、店を平和に導く(?)彼女の日常の話。素直に面白かった。

   19歳の、元高校のクラスメートが亡くなり、両親に頼まれて、彼女が高校時代に付き合っていた相手を
   探し出そうとする大勢の大学生たちの様子。いい感じの話ではあるが、進みが遅くてダルイ。

   政府のなぞの取り決めに、翻弄される才能を持った一般人、というありふれすぎた設定の話。

   中学のころに小山ゆうが好きだったので、映画のあおりのようなシビアな設定の漫画がかけるのかと
   心配したが、あずみは戦乱の時代にいても、ちゃんとかわいくて心が善良で、小山ゆうらしい漫画だった。

   ぱっとしないサラリーマン飯沼(いいぬま)が、食事をする表情としぐさだけが可愛らしく、人を惹きつける。
   いっそ飲食店勤務にしろ、と突っ込みを入れながら読んだ。ほのぼのしていて、お弁当を食べたくなる。

もののべ古書店怪奇譚 紺吉
   味のある絵のホラー。「鬼書」という書物を読むと鬼になる。人を喰らう各種の鬼と、それを食らう少年、
   鬼でありながら人は食べず、鬼狩りをする古書店の青年の話。愛やこだわりが鬼に繋がるのが悲しい。

   エボラ出血熱かな――ちょっと違うような気もするが、なぞの伝染病のパンでミックを止めようとする
   やり手の医者と、駆け出しの医者と、オタクの細菌学者というパターンの漫画。
   バイオハザードマークやP3、P4施設は緊張シーンなんだけど、私、仕事に毒されてるんだなあと、気づく。

   必殺仕事人シリーズみたいな。ダークエンジェルズみたいな。そんなラーメン屋さん。
   絵の描きこみ&うまいのと、殺人シーンがめっちゃコミカルなのが時代を感じさせるかな。

   CMでやっているので、なんとなく読んでみた。初。 まことちゃんしか知らなかったので、コメディ漫画家
   だと思っていたけど、なかなかどうして、面白いものを描いていたんだなあ。ダークなザスーラ

   新入社員の女の子が、自分の容姿を気にして、当たった宝くじのお金で整形していく話。

   島に配属された若いエロティックな女教師と、中学生の恋物語風。男の子の願望を集めたような
   エロ漫画だと思うのだが、ここまで直球だと、心地よい気もする。

   孤島で育った大富豪の娘・花鹿の「夫探しゲーム」……として読んでいたはずなのに、冒頭の戦前の話、
   知らなかった。彼女の実のおじいさんの話になるのかな、王族とか大富豪ばかりで派手な話だが、
   この人の描く女の子たちは、最後の部分でみんな性格がいいので、さらっと読めるんだよな~。

   樹なつみ祭りになるが、ミカも忍ぶもいいが、K2の犬っぽさがすごく好きだった。
   ちなみに、この時期の樹なつみの絵は、中途半端にこなれて少女マンガっぽくて、少々不満。

   新撰組斉藤一が、落ち延びてパン屋さんの下男になるコメディ。先入観がなく、
   物事をあるがままに受け入れる斉藤の本質が、外国人の食べ物である洋食を受け入れることに繋がり―

   マンションが異世界にスリップし、そこで「神」の言うミッションをクリアしないと、殺されていく。
   絵とストーリーが軽いので、ゲーム風だが・・・・・・ありがちなはなし。

   ある日突然スマホ経由でとんでもないゲームに巻き込まれる、という非常にありがちなネタと展開だが、
   きちんとかかれているのと、中途半端に盛り上げないのが読みやすいかな。

   絵が……うまい。むちゃくちゃうまい。お話を読んでいて、つい、絵に見とれてわからなくなる。
   安彦良和みたいでもあるけど、美大出身の人だよねえ――きっと。
   あんまり絵が綺麗だから検索してみた。東京芸大デザイン出の人だった。
   当たったけど――当たってみると、なんか順当過ぎて不満な気もする。
   マドレーヌやちくわぶに対する愛を語ったシュールな漫画だが、文字が写植ではなく書き文字なので、
   とても読みにくい。つまらなくはないのに、何でこんなことをするのだろう。

   きもかわというのか、ヘタウマというのか、絵はむちゃくちゃだし書き文字のせいで話もわかりにくい。
   つい読み出させてしまう、衝撃は持っている。 やっぱり続けて読もうとは思わないけど。

   これは――おもしろい。米国刑務所の中に収監された日本人が、マフィア同士の対立に巻き込まれていく
   話なのだが、少年漫画っぽいシンプルな面白さと、確実な画力で、ひっぱる。

   女優の隠し子の姉弟が、成人後に母親とのストレスを抱えながら、それぞれを生きていくお話。
   軽く純文学っぽいが、仏教の話やお弁当の話で進んでいくので、不思議にさわやか。

   精神を壊す超能力者みたいな殺し屋が、今は改心して(?)人助けの病院をやっているという設定。
   絵は丁寧だけど、人物の描きわけがいまいちで、話も丁寧だけど荒唐無稽な設定が生かされてないし、
   いろんな意味で中途半端だなあ。少し古いのも違和感の原因なのかもしれないけど。

   迷える現役高校生、そのむちゃくちゃさとさりげなさともやもや感が――とても現役な感じで、いい。
   無理に難しい話や暴力的な話にするのではなく、リアルだ。 フラメンコとバスケのギャップもいいなあ。

   既婚女性に向けたレディスコミックってところかな。絵はそれなりに好きなんだけど、男の屑っぷりと
   話の理不尽さ、女の頭の悪さにイライラする。  まあ、漫画に求めているものが違うんだろうな。

   これも女性コミックという奴だが、こっちのほうが面白いかな。タイトルでわかるとおりの話だが、
   10年以上前に、このネタの小説を読んだ北する。もうちょっとブラックなのを。

   実家の借金のために働くことになったJKが、若い人気作家の家に同居し、家政婦さんになる。
   めちゃくちゃありがちな話で、悪くはないんだけど、またか~ 的な。

   高校の同窓会で、美人だったけど交通事故で顔がつぶれた友人の話、自殺した友人の話をする女たち。
   虐めの復讐のために整形した女が、他の同級生に成りすましていて――と、これも、またか~的な。

   母子家庭の母親が急死した後、せっせと家にやってきて世話を焼いてくれる美人の生徒会長。
   心を開きかけたところで、彼女らの所属する怪しい宗教団体の、地下強制労働所に連れて行かれる。
   やっぱ青年漫画や少年漫画のほうが、読みなれているのかなあ。ほっとするワ。

   つい、連載を読んでしまうコミックタタンの中の、女性漫画っぽいやつ。
   くず男とくず女の、不愉快この上ない恋愛ごっこな話で、途中でやめた。

   これもコミックタタン。ちなみに、プルガトリウムとは煉獄の意味。殺し屋集団の一人が、仲間を殺し、
   その後中年になって死んだはずなのに、高校生の姿になって、仲間たちのいる世界に。。。。。。
   絵は下手だし、よくわからない話だと思っていたのだが、毎回読んでるうちにだんだん面白くなってきた。

   コミックタタンシティハンターの海坊主の後日談。とってもいい人で喫茶店のマスターになっていて、
   猫嫌い。時々、涼や冴子の気配がするのが、なかなかいい感じ。お勧め&好きです。

異邦のオスワルド おかざきさと乃
   バリバリのSF。に、したいのだと思う。宇宙生物が人間のかなに入って、それを動かしているのを、
   女博士が身近に付いてみて(育てて)いるのだが・・・・・・絵は綺麗なんだけどね。話の進みが遅い。

ブラックテラー 三堂まつり
   コミックタタンの完全読みきりで毎回きちんとオチの付く、落語やショートショートみたいなお話。
   世にも奇妙な物語とか、トワイライトゾーンみたいな雰囲気。絵が独特で魅力的。

魍魎少女 白石順
   コミックぜにょんのスプラッタホラー。少女が、魍魎に殺され、ばらばらにされた師匠の体を集めていく。
   どこかで読んだ設定だと思ったら、手塚治虫どろろだな、これは。派手な流血が痛快。

   新人の婦人警官の、元公安で性格の悪い(ぶっとんだ?)野々宮警部観察……それなりに面白い。
   テレビドラマでもよさそうな気がする。警察内の不祥事やトラブルに対処する「特対」て部署も面白いし。

   孤独死などの遺体があった部屋のクリーニング作業を請け負う会社のメンバーが、自殺や殺人事件の
   物件に出くわし、事件に巻き込まれていく――のだと思ったが、その後、展開が大きく広がる。
   どう収拾をつけるのか気になること炉だが、面白いことに変わりはない。ドラマになってもよさそう。

   ちょっと話が古いかも、と思いつつ、ゲイのオジサン二人の共同生活のお料理漫画が異色な気がする。
   かけらほども色気のないコメディで、近いのが 聖★お兄さん あたりかな、と。

SUCIDE LINE nakid ape
   美大生の共著ペンネームだと言うが、絵がなあ……個人的に好きではない。 
   遺体から伸びる赤い紐が見えるという、超常現象刑事もので、一話だけ読めばもう良いかな。

   人気があったのは知っていたが、読んでいなかったので無料漫画で部分的にチェック。
   あれ? 一度ドラマで見たも。主人公が、馬鹿だが素直なところが人気の理由か。

   サーブだけが馬鹿うまい高校1年生のバレー部員の話。設定といいなんと言い、黒子のバスケに似ている。
   悪くはないし、面白いのだが、(黒子と比べると)キャラに派手さがなくて少し物足りない。

   いい感じのホラーもの。絵がうまいわけじゃないのに、ストーリーを邪魔しないし、不愉快でもない。
   霊の見える主人公や、その友人も、その能力を事件解決には使わない。お勧めです。

トレース  古賀 慶 
   科捜研の男、というちょっとふざけたタイトルでドラマ化されてたのが、この話か・・・・・・
   一応、過去のしがらみや復讐もあるんだけど、ぱっと見は普通の刑事ものというか科捜研ものというか。

   お話としては、美女と野獣風。魔術で恐ろしい姿の竜にされた王と、身の回りのお世話係の少女の話。

   小説(ライトノベル)の漫画化したもの。さすが原作付という、ファニーだけどしっかりした感じの漫画。
   薬剤師の娘が、後宮の下働きに勤めることになり、薬の知識と頭の良さを使って、事件を解決する。