ブログ引越し検討中 (仮住まい)

yahooブログからの引越しを検討中です。現在テスト使用中。

読書録 『らせん階段』

読書録その3

結城信孝『らせん階段 -----女流ミステリー傑作選-----』読了


女流ミステリー 作家が女性っていうことなんだろうけど....
なぜかピンとこないことが多い。

女流作家の主人公は、ゼブラと同世代 (時にはずっと若い場合もあるが w)で、
バツイチだったり、独身だったり、家庭の悩みを抱えていたりして、
揺れ動きながらもがんばったりする場合が多いのだが………

イメージ 1 
何というか、自分に比較して、
同世代の女として、


しっかりしすぎているのだ

がんばりすぎなのだ

あるいはアンラッキーすぎたり、
ラッキーすぎたり、

何というか、、、

  普通じゃないんだよね (^^;


まーーーー自分が普通かと言われると、あまり普通ではないかもしれないが、

なんていうのかなあ~
   「そうそうそう」と、同意できる部分がない。

で、同意できる部分がないと、
お話が面白いかどうかだけが小説の勝負になるわけで、
その中でも、主人公のキャラクターに負っている部分が、
すべてマイナスになっちゃったりするのだ (苦笑)

女性が主人公でも、桐野夏生の 『OUT』 までエンターテイメントしてたり、
OUTによく似ているが、小川勝己の 『葬列』 までぶっ飛んでいれば、それはそれで楽しい。

うまく言えないが、ち密に計算された物語の中で必要とされるキャラクターであれば
何歳だろうと女性だろうと男性だろうと違和感無いのだろうが

まず、人物ありき..................で、物語作りました、みたいなのは、
やはり小説として物足りないのだろう。

一作目くらいなら、それでもいい作品ができるのかもしれないけどね。

写真は緻密でデコラティブで美しい機械。
プラハは旧市庁舎の時計です。

自分の作品が越えられないから、
それ以上の作品を作れない自分が、作品を穢してしまうかもしれないから、
あるいは、我が国以外でこれ以上の作品を作られては困る、という領主の画策か、

作者が自殺してしまったという古の時計です。
   これは2007年の撮影だったかな。

今も動いているようです。


   て、そろそろ寝よう♪