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#小説

(創作) ホネマデ・キライ

(創作です。約2300文字) ショートショート 「ホネマデ・キライ」 真夜中に、墓石をずらし、遺骨を盗む――― 不思議に怖くなかった。望まれたことをやっている確信があったからかもしれない。 埋葬の日、骨壷から取り上げられた彼女の骨が、古い骨山のどのあた…

読書録 『うそうそ』

久々に読書録。 新潮文庫 畠中恵 『うそうそ』 読了 妖怪と病弱な若旦那のお江戸推理物語 しゃばけシリーズ (勝手に命名) の続きです。 これが、前の記事 http://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/11279194.html おふざけ&お笑い部分の掛け合いと、少…

読書録 『牙のある時間』 ただし75パーセント

佐々木譲 『牙のある時間』 ハルキ文庫 75パーセント読了 タクシー用小銭のための、両替文庫の一冊だったのだが~ 実はホラーものが好きである。キングも、マキャモンも、小林泰三もいい。 裏表紙を読むと、解説は若竹ななみで、 エロティックな狼男ものらし…

読書録 『すきま』

角川ホラー文庫 『すきま』 倉阪鬼一郎 http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=200802000584 読み始めは、リアルヘブンみたいな系列かと思ったんだけど。 確かにその系列だったりもするんだけど。 んで、読みだしと4分の3あたりまでは、適度…

読書録 『容疑者Xの献身 』

きゃあ、飛行機取ってないよ、 宿取ってないよ、え? 一泊430ドル? なにそれ、でも、まあしょうがないか...... 最近、どうせ持ち出し(出張経費の上限以上で、自分で払う分)と思うと、贅沢なホテル手配してるなあ。 ホテル探してる時間、もったいないんだ…

読書録 『幽霊刑事』

講談社文庫 有栖川有栖 『幽霊刑事』 幽霊刑事 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062737876 使命に燃える (?) 幽霊っていうマンガみたいな設定の小説を、1年以内に読んだなあ、と 思い出したのがこれ。 (思い出すきっかけの方は、高野和明 『幽霊人…

読書録 『13階段』

講談社文庫 高野和明 『13階段』 .......とまあ、前記事に続いて外した方も(笑) 13階段 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=274838X それほど悪くはない。 ただ、すべてにありきたりすぎるような気がした。 前科のある青年と刑務官の組…

読書録 『幽霊人命救助隊』

文春文庫 高野和明 『幽霊人命救助隊』 読了 http://www.bunshun.co.jp/book_db/7/71/72/9784167717261.shtml 話はいたってシンプル、自殺した4人の幽霊が、天国行きをかけて自殺者100人を救う話だ。 設定からして、ファニーで少年漫画レベルだ。 ただ、シー…

読書録 (?) フィリップ=K=ディックとかSFいろいろ

yahooのトップに、SFは未来を語れるのか? という記事が出ていた。 http://xbrand.yahoo.co.jp/magazine/esquire/1035/1.html 記事でピックアップしていたSF作家は、アーサー=C=クラークと フィリップ=K=ディック。 クラークはともかく、ディックの描…

昔の読書録 『虚貌』

読書ネタがわからなくなりそうなので、書庫の二重登録をするための空記事です。 幻冬舎文庫 雫井脩介『虚貌』 http://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/15956416.html

読書録 『蛇苺』 『人形になる』

仕事がちょっと忙しくなると、通勤の行き帰りに小説を読む余裕がなくなるので、 読書録も少なくなるのだが、 小銭文庫 (←タクシーに乗る時1000円札があった方が楽なので、両替目的でキオスクで購入する文庫本) が何冊かたまったので、辛口感想。 竹書房文…

(創作) 龍の玉

ゆっくりと車が降ってきて 二人死んだ 一人は引き上げられたが 一人は水の底に残った 残ったヒトに問うてみた ………死にたくて死んだのか?………… 思いがけず言葉が返った ………違うよ 水に棲み 雲を動かし 雨を呼ぶ ―――それは倭の龍だそうだ 倭の龍は鱗に覆われた…

読書録 『らせん階段』

読書録その3 結城信孝『らせん階段 -----女流ミステリー傑作選-----』読了 女流ミステリー 作家が女性っていうことなんだろうけど.... なぜかピンとこないことが多い。 女流作家の主人公は、ゼブラと同世代 (時にはずっと若い場合もあるが w)で、 バツイ…

読書録 『リアルヘブンへようこそ』

読書録その2は、牧野修 『リアルヘブンへようこそ』 牧野修のグロテスク加減が好きさ♪ 『ファントムケーブル』『忌まわしい箱』など、作品傾向は知っているが長編を読むのは初めて。 短編集はいつも微妙にSF。時々キリスト教的。 そんなこんなで写真はノ…

読書録 『誘拐の果実』

読書録、ここのところ当たりがなかったので、メモしてませんでした。 覚えているところだけ、一気に乱れ書き。 まず、その1 真保裕一 『誘拐の果実』読了...読了はしたが… どうしたんだよ.... このご都合主義はっ ゼブラ的には、時々はずれのある真保裕一だ…