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読書録 『13階段』

講談社文庫 高野和明 『13階段』 
    .......とまあ、前記事に続いて外した方も(笑)


それほど悪くはない。
ただ、すべてにありきたりすぎるような気がした。

前科のある青年と刑務官の組み合わせも、
 犯罪者 (or 元犯罪者) と警察関係者というエンターテイメントの王道だし、
  話の流れ以外に逆境が攻めてきて、
   その過程で犯罪者や警察関係者のトラウマ的な過去が、明るみに出て、解決して
    その辺にご都合主義的に真犯人がいて、大団円と言うのもお決まりのパターン。

    ………飽きたのです。それ以上の魅力がなかったのです。

  真保裕一の『つながれた明日』を、彼のワーストスリーに入れているのだが、
  トーン (主人公の性格か) が似たような感じで、ダブルイメージだったことも災いしてるかも。


それでも、この人 (高野和明) は、かっこいいセリフを作るのに長けているようなので、
もっと思いっきりエンターテイメントに徹すれば、よいかもしれない。