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読書録  『研究資金獲得法』

いい天気だったよなぁ....... でも、仕事の出先からの撮影なのだ★ 
法政大学のところ、ね。

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そういうわけで、昨日に引き続き、今日も休日勤務。セミナーに出てきただけなので、短時間。

実は、伏せ字にしたまま、何度かこの人のことは記事に出しているのだが……

塩満典子・室伏きみ子 『研究資金獲得法 ---研究者・技術者・ベンチャー起業家へ---』丸善出版
    http://pub.maruzen.co.jp/book_magazine/book_data/search/9784621080504.html

読了、ではないんだな、さっきいただいたばかりだから。
出版前に見せて貰った部分は、知っているけど、未読の部分もかなりあるし。

研究資金を自分で獲っていかなければいけないご時世になっている。
大学でも、研究所でも、人件費は賄うけれど、
研究費については、各人が外部資金(所属機関以外が分配している資金)に応募して、
外部から貰ってくるという方式だ。

当然、競争になるし、コネは効きにくくなるし、同じ土俵で研究機関も国立大学も私立大学も、
東京も地方もいっしょくたに、評価されることになる。
有名大学の採択率は高いとか、研究費を当てやすい研究室が存在する、などといわれることもあるけれど、
なんのとこはない、彼らは研究費を当てやすい書類の書き方を心得ているのだ。
非常に良い研究内容なのに、書き方ひとつで、予算が取れなくなるのは
研究者本人にとっても、研究費を分配している国にとっても損失だ。
だから、キーワードや予算の仕組み、資金配分の目的をよく考えて、応募書類を書いてほしい、
というのが、この本の主張だ。
キーワードの読み方や、狙いの付け方が書いてある。
そういうわけで、なかなか有意義な読み物だったと思います。


………この先は、限定記事にしたほうがいいのかどうかと迷いながら、

友達って、どういうタイミングで出来るのだろう?
小学生や中学生の頃なら、転校したり、クラス替えして、その中で、はじめに口を聞いた子とか、
席が近かった子とか、同じクラブに入った子とか、なんとなく、理由もあったような気がするのだが、
成人してしまって、仕事の付き合いだの、利害関係だのが増えてしまうと、
友達と思える知り合いを見つけるのは難しい。

異性ならば、まだ違うのだろう。
恋愛関係に陥りそうな相手は、なんとなくわかったりする。
だが、仕事で知り合った同性に対して、この人と仲良くなりそうな気がする、と感じるのは
非常に稀なことなのではないだろうか?

この筆者は、そういうシンパシーを感じた数少ない人物だったりする。
年齢も違うし、立場も違う、知り合った時の彼女は、霞が関のお役人で、
ハーバード大学の公共政策学修士という、私には耳慣れない学問が専門の人だった。

6,7年も前だろうか? 共通の知り合いがいたので、何かのパーティで彼女のことを教えられて、
ショートカットにスーツ姿の彼女を、かっこいいなあ、と思って眺めていた。
  パワフルだけど下品じゃない。
  ニコニコしてるけど、きっとプライド高いんだろうな(笑) 
    なんていうのが第一印象だ。
いきなり声をかけられて、その日のうちに、一緒に飲みに行くとは思いもしなかった。

今日、セミナーの後に一緒にバーに入って、
周りに向かって、「仲良しなんですぅ」 みたいなことを言って他を振り切っては来たものの、
なんで親しくなったんだっけ、と考えたけれど、お互いに理由はよくわからなかった。

女性研究者が増えないこと、やっぱり消えない差別があること、
義務教育レベルの低下や、大学経営と大学教育のありかたなど、
プライベートなことを話さないわけでもないけど
話題は公的なことが多い。

理念の話......イメージ 2
自分の中の正義感の確認?
.
「助けて!」 と、助けを求めて
助けてもらったことはあるし、
「お願い」 と、頼まれて、
できる限りの融通をしたこともある。
だから、利害関係がないわけじゃない。
. 
彼女は私が
「何の苦労もしてこなかったように見える」
という。それは私が自分の理想としている姿だ。
だから、「私だって苦労してるのよ」 と言いつつ、笑える。
私は彼女が、一度も負けた事のない人のように見える。
ごくたまに、ぼやきの言葉を耳にしても、聞こえないような顔をしている。
忘れてはいないけれど、忘れているふりをする。
「大変だったって、言ったでしょう?」 と、彼女は言うけれど、そう言う彼女は機嫌がいい。

いただいた本に、サインをして貰った。
「生サインだから、写真撮っちゃお」 という私に、
「緊張するぅ」 と言いながら、書いてくれた。
本のお礼に、奢りたかったのだけど、私の方が先輩だとか独身貴族なんだからとか言って、
今回も払わせてもらえなかった。


そうだ、彼女の本を読んで、外部資金の大きいの当てて、
それでそのお礼として奢ろう。

近い未来の夢ができた。