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読書録 『ビート 警視庁強行犯係・樋口顕』

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これはゴジラ用の鏡かな..... (ビル・鏡で検索してヒットしたところから、いただきました)

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今野敏 『ビート 警視庁強行犯係・樋口顕』 新潮文庫........
 
高級ホテル (実はシーズンオフと学会割引によるディスカウント価格) の広いバスルームで、
お湯につかりながら文庫本を読むという、贅沢をしつつ読了。

  半身浴はじっとしてるのにすぐに飽きてしまって、なかなかできないのですが、
  以前一緒に仕事をしている人に、お風呂で本を読むのを教えてもらって、
  洋式バスの時にたまにやってます。
  ホテルのデスクって、PC叩く程度ならいいけど、本を読むのにはちょっと暗いし。


さすがシリーズ最高傑作と言うだけあって、面白かったです。
このシリーズの前2作品で私が気になっていたもたつきや、繰り返しもほどんとないし、
世代論的なゴタクもなかったので、サクサク読んでしまいました。

まあ、世代論はなかったけど、子どもたちが、みんなそれぞれにいい子でした。
作者が、そう願っているのか、そう信じて (あるいはそれが今回の世代論?) 書いているのか、
いずれにしても、どの若者もちゃんとして (?) いて、さわやかな読了感でした。

うん.... 組織って、怖いね。 
なんとなく、しゃばけシリーズの 『うそうそ』 を思い出したのはなぜだろう(苦笑)
冒頭、しばらく樋口が出てこない状態で事件が進むので、
しかも事件が深みにはまって行きそうなので、彼の所にシーンが移った時点でホッとします。
シリーズものの強みを、とてもうまく使っていると思います。

今回は氏家の出番が少なかったのは、まあ、仕方ないでしょう(笑)
氏家ファンは多いんじゃないかな、と思う私です。