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読書録 『恋する死体』

査読からの現実逃避の第2弾は、京成小銭文庫のレビュー。
タクシー用紙幣 (ワンメーターで1万円札を出すのは気が引ける小心者なので)ゲットのため
祥伝社文庫 天野頌子 『恋する死体』 を購入。 
翌朝出勤時にほぼ1時間で読了。
         http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/32297481

STシリーズのと酷似が気にならなくもないが、こちらは警視庁幽霊係。
一人ひとり特性を持っている刑事たちが、幽霊相手に聞き込みをし、事件の真相を追う。
幽霊は遺体のそばにいるとは限らなから探し回らなきゃならないし、
半透明で明るい所では見えにくいし、万能じゃないし、嘘をつくこともあるし、
つまりは死んでいるというだけで、人間に事情聴取をするのと同じだったりするのだ。

小銭作りと納得して購入した本なので、それなりに満足。


これはどこかのレビューに書いてあった言葉、
「軽くてあかるくて 荒唐無稽でつっこみどころ満載なんだけども、ちょっと最後はほろりとさせる」

うん、こういう読み物もありなんだな、というところで。