読書録 『ダイスをころがせ』
このころの真保作品は、文庫が出るとすぐに購入してたなあ。
平成17年の出版。
確かドイツにいた日本人学生にも貸した気がする。
理想の選挙小説。
まあ、それなりに面白かったですが、
『奪取』 の時ほど絶賛ではなかったような。
私の親族は・・・・・・・ いや、まあ、選挙の時はあれこれあるので (←はっきり書けよ )
この小説の綺麗事部分も気になったのですが (小説では、一般市民がだいたい善良です)、
うんうん、こういうもんだよね~ と、思いながら読みました。
難を言えば、この作家も、女性が出てくる小説を書くことは少ないですね。
女性の行動がわけわからなかったりしました。
結構重要な登場人物だと思うんだけど、どうでもいい・・・・・・どうでもいい取り扱いの役なのかなあ~
#『硝子のハンマー』 の女性は、良かったと思います、と、書きかけて、『硝子・・・』は貴志裕介じゃん。
#読んでる途中にも、真保作品だと誤解してたのよね、たしか。
選挙費用と自分の残高を逐一ホームページで発表しながら選挙活動をする、というスタンスは、
誰か実在の候補者がやってくれてもいいんじゃないかなあ、と思いましたが、いまだにいません
政策のみではつまらない芸能人候補でも、ぜひ、やっていただきたいと思うのですが・・・・・
画像は、音符の模様が可愛い木製のサイコロ。 下記のサイトから拾わせていただきました。