読書録 『グリーンマイル』
実験室で発掘した文庫本の山崩し、確かこれ、キング好きの上司にも貸したような気がします。
(いつもの外部資金マジックの、他大学に移られた謎の上司です)
新潮文庫 『グリーンマイル』 スティーブン=キング (1)~(6) ずいぶん昔に読了
小説: http://www.amazon.co.jp/product-reviews/410501904X/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1
あまりにも長いので、レビューの方をリンクしたけど、これでもURL長いなあ
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あまりにも長いので、レビューの方をリンクしたけど、これでもURL長いなあ
全六巻。 何でこんな薄い本で何冊も・・・・・・・・・
って、米国には、連載小説ないんだよね(笑)
米国でこんな風に月一で発売するのは画期的だったらしいが、
連載に慣れている日本で同じように出版されても へ~って感じ。
でも、通勤に持ち歩くので歓迎してたような気がする。
Green Mile:
死刑囚棟の別名は“最後の通路(ラストマイル)”。
コールドマウンテン刑務所E号棟の床は色褪せた緑色で
“グリーン・マイル”と呼ばれていた----
自分が望まずして超能力を持ってしまった人の悲劇的な話。
他人を癒す超能力のある黒人、コーフィーが、少女殺しの冤罪で死刑囚となり、
それが冤罪であることと知る看守たちとの交流を描いた話。
人を助けること、癒すことを自分が神に与えられた力だと信じる、あまりに純粋な死刑囚と、
その彼さえも怒りに駆り立てるような犯罪者、悪徳看守や。
コーフィーの最後は何となく読めたけれど、ただの超能力ものとして読むには、切ない話だった。
超能力ものという意味では、同じキングの 『ファイアースターター』 『デッドゾーン』
宮部みゆきの 『龍は眠る』 などと、同じ系列ですね。
社会問題がどうとか、とか、死刑制度とか、そっちの切り口で読むと少々物足りないので、
ホラーと癒し (←なんだこの組み合わせ) の小説として楽しんだ方が良いかもしれません。
しかし、『グリーンマイル』 にしても 『ショーシャンクの空に』 にしても、
映画は見事に原作を踏襲してます。
(違うところはいずれも軽微で、こことここと、と、リストアップできるくらい。ラストがちょっと違う)
ここまで忠実に作ってくれれば、映画の評判を、原作に押し付けてもいいかもしれません。
それにしても・・・・・・・映画のトム=ハンクス。見事、成りきってましたね~
再読したのですが、彼の顔以外では思い浮かべられませんでした。